僕には2つの所属している団体があった。
23日に代表を終えた団体と
兵庫にある地域の団体だ。
29日からは冬の合宿が行われる。
合宿と言えば楽しいイメージもあるのだが、
この団体の合宿は楽しむことを目的とはしていない。
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体調は回復したとは言えないままに目を覚まし、
2日間くらい放置していた身だしなみを整えて
まずは集合場所である梅田へ向かった。
梅田はこの3年間で慣れたものだった。
何度行ったのやら分からない。
逆に言えば僕は大学生になるまで梅田に行ったことがなかった。
喫茶店で9時から14時まで話し合いをする大学生たちの
姿がそこにあった。
そう。この団体における合宿とは、会議なのだ。
会議をする為に、団体運営スタッフが集い、日をまたぎ、
大量の時間をかけて会議をする。
それがこの団体における合宿。楽しいと思える者は、少ない。
14時に店が混み合いはじめ、僕らは店を追い出された。
当たり前だ。ずっと話し合っていて大人数で邪魔でしかない。
その後は銭湯へ向かった。
これもお決まりのパターンだった。
銭湯の入浴料440円は僕にとっては痛い出費である。
因みにこの日、僕は駐輪場の継続契約をしたので3000円を失っていた。
公園を貸し出しているだけの分際で3000円だと?
銭湯とは無情である。
元々入る予定がなかった僕はタオルも持っていなければ
洗面具も持っていない。単に湯船につかるのみ。
ドライヤーにも20円を入れる必要がある。
ケチだ。
濡れた頭を乾かせない。
タオルもない。
しつこいようだが、僕は体調を崩していた。
その後、一同がどこへ向かったかと言えば
僕の地元である。
団体の代表が一人暮らしをしており、
自由に使えるスペースであるのでスタッフ達は
そこで夜通し会議をする。
僕にとっては見慣れた場所であるので合宿感は勿論ない。
会議は続いた。ずっと続いた。
恐らく午前2時まで続いたと思われた。
僕は体調を理由に一度家に帰るのであった。
この団体の合宿は恐ろしいのだ。