真央「ねえまほろ、最近ちょっと気になる言葉を聞いたの。“祈り負け”って本当にあるの?」
まほろ「うん、それね。スピリチュアルの世界では昔から言われてる。“祈り負け”っていうのは、簡単に言うと、願いのエネルギーのバランスが崩れることなんだよ。」
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■ 祈りはエネルギーの“競争”にもなる
まほろ「祈りって、本来は“宇宙に向けた宣言”のようなものなんだけど、人の思いが交錯すると“競争”になることがあるんだ。
たとえば同じ願いを複数の人がしていたり、同じ対象(仕事、恋人、立場など)を望んでいる場合ね。」
真央「えっ、じゃあ、誰かの願いが強すぎると、もう一方の願いが届かなくなることもあるの?」
まほろ「そう。強い意志や執着がある方に、エネルギーが流れやすくなる。
でもそれが“勝ち負け”というより、“波動の共鳴”なんだ。
波動が重いまま強く願うと、結果的に“引き寄せではなく、奪い合い”になることもある。」
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■ カルマの法則が示す「奪う祈り」の代償
真央「なるほど……でも、もし“勝った方”が得をしてるように見えても、カルマ的にはどうなの?」
まほろ「そこがポイント。
カルマの法則では、“奪う形”で得た願いは、いずれ別の形で“失う”ようにバランスが取られるんだ。
だから一時的に祈り勝ったように見えても、長い目で見ればマイナスに転じることが多い。」
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■ “祈り負け”しないための3つの心構え
まほろ「本当の意味での“祈り勝ち”とは、自分の願いが他人の幸せと調和している状態のこと。
そのためには、次の3つが大事だよ。」
1. 比べない祈りをする
→「あの人より幸せになりたい」ではなく、「私も幸せを感じたい」という形に。
2. 執着ではなく信頼で祈る
→ 叶えるのは自分ではなく“宇宙の流れ”。任せる勇気を持つ。
3. 他人の成功を祝福する
→ 誰かの願いが叶った時、「取られた」と思うのではなく、「私の順番が近づいた」と受け取る。
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■ まほろのまとめ
まほろ「“祈り負け”は、誰かに負けたんじゃなくて、自分の波動が“信頼”から離れたサインなんだと思う。
他人との競争から一歩離れて、“心からの祈り”に戻ることが、いちばんの浄化なんだよ。」
真央「なるほど…“勝ち負け”じゃなく、“調和”なんだね。
ちょっと救われた気がする。」