— 仏像に宿る“見えない力”の真実


真央「まほろ、この前お寺で仏像を見たんだけど…なんか不思議と涙が出そうになって。あれって気のせいかな?」

まほろ「それ、気のせいじゃないと思うよ。仏像って“彫刻”を超えた存在で、心に作用する“霊的な力”を持ってるんだ。」


■ “開眼”された仏像は、ただの像じゃない

真央「でも仏像って、木とか金属でできてるんだよね?なんでそんなに力があるの?」

まほろ「いい質問。仏像は、作られただけじゃ“ただの物体”なんだけど、開眼供養(かいげんくよう)という儀式で“魂が宿る”とされてるんだ。これは、仏の“眼”を開くって意味。」

真央「じゃあ、魂が入ってる…ってこと?」

まほろ「うん。仏像に宿るのは“仏の分身”とも言える霊的エネルギーで、その場にいる人の波動に反応して、心を癒したり導きを与えたりするんだよ。」


■ 霊力は“形”に宿る

真央「じゃあ、見る人によって感じ方も違うの?」

まほろ「その通り。たとえば、同じ観音像を見ても、“救われた気がする”って言う人もいれば、“自分を見透かされてるみたい”って感じる人もいる。霊力は、受け取る側の状態に応じて働くとも言われてるよ。」

真央「それって、まるで“鏡”みたいだね。」

まほろ「うん。仏像は“心の鏡”でもある。自分が今、何を感じているのか、どこが癒しを求めているのかを、そっと気づかせてくれる存在なんだ。」


■ 特定の仏像に惹かれるのは“波動の共鳴”

真央「そういえば、私は千手観音様が好きなんだけど、それも何か意味あるのかな?」

まほろ「もちろんあるよ。人は自分の魂の状態や課題に合った仏像に惹かれることが多いんだ。千手観音に惹かれるなら、“人を助けたい”という気持ちが強かったり、“助けて”という心の叫びがあるかもしれない。」

真央「えぇ…どっちも当たってる気がする…!」

まほろ「そうやって、仏像と自分の波動が共鳴することで、必要な気づきが得られるんだよ。」


■ 霊力を受け取るための“向き合い方”

真央「でも、どうしたら仏像の力をちゃんと受け取れるの?」

まほろ「大事なのは“心を開いて対話する”ことかな。形式にとらわれなくてもいいけど、合掌して目を閉じるだけでも波動は整いやすいよ。あと、“この像から何を感じるか”を自分の言葉で考えてみるのもおすすめ。」

真央「なるほど、見て終わりじゃないんだね。」

まほろ「そう。仏像は“見えない対話”の相手でもあるんだ。だから心がモヤモヤしてるとき、そっと訪ねてみると、予想以上の気づきをくれることもあるよ。」


■ まとめ:仏像は“魂と響き合うスピーカー”のようなもの

真央「まほろの話を聞いて、仏像って“スピリチュアルな彫刻”なんだなって思った。」

まほろ「まさにそう。仏像は“魂の共鳴装置”みたいなもの。だから、ピンと来る仏像に出会えたなら、それはあなたの魂がその存在を求めていた証かもしれない。」