古本屋で見つけました。
2004年の4月に創土社から刊行されたゲームブックです。
定価は税別1200円、購入価格は858円(本体価格780円+消費税)です。
二十年以上も前の本ですが、かなり状態がいいです。
こんな希少な本が見つかることがあるので、週に一度は古本屋へ行くんですよね。
別紙のアドベンチャーシートも付属します。
主人公は女剣士のレイラ=ヴィークです。
子供の頃、身寄りの無かった彼女は孤児院で暮らしていましたが、毎日が地獄のような生活でした。
生きていくためには何でもしなければならなかったのです。
孤児院とは名ばかりの奴隷市場…
しかし、そんなレイラたちにも希望の光がありました。それはエリック=カーンという男でした。
竜の血を継いでいる彼なら、この苦しみから私たちを解放してくれる…
やがてレイラとエリックは孤児院からの脱走を試みますが、追っ手の数は多すぎました。
自分を盾にしてレイラを逃がそうとするエリック… 彼の気持ちを胸に、森の中を突っ走るレイラ…
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そして二年の月日が流れました。流浪の身となったレイラはローレンシアという国に着きました。
王国の入り口にある立て札を見て、彼女は目を丸くしました。
ローレンシアのイアン王子が行方不明だというのです。
しかし、それ以上にレイラを驚かせたことがありました。
イアン王子の人相書きはエリック=カーンと瓜二つだったのです。
レイラは今までの旅で修業を積んできたので、剣の腕には自信があります。
彼女はイアン王子を救おうと決心するのでした。
この女性は何者でしょう? かなり腕の立つ剣士らしいですが…
エリックはギターが上手でした。彼のことを思い出しながら、レイラがギターを弾くと…
ドラゴンたちは強敵です。攻撃力が非常に高く、簡単には倒せません。
しかし、イアン王子を助けたいなら、避けて通れない相手です。
さて、この《竜の血を継ぐ者》ですが、実は…
1987年に東京創元社から刊行された《ドラゴンバスター》の改訂版なのでした。
ゲームのシステムは同じですが、一部のパラグラフが書き直されています。
余計なパラグラフを省いて、新しい描写に費やしたという感じです。
創元社の《ドラゴンバスター》をプレイした人でも楽しめる作品だと思います。
忠告しておきますが、宿屋に入る前にお酒を飲みすぎないようにしましょう。
酔い潰れると、レイラが恥ずかしい目に…?









