十分後、ドラマーの伯爵がフランクリンズを従えて食堂に来た。
その顔には怒りの色が浮かんでいる。
伯爵「いったい何様のつもりかね? こんな時間にどうして私が呼び出されるんだ?
君なんかに私の熟睡を妨げる権利は無いはずだぞ!」
伯爵と執事はテーブルを挟んで私と向き合った。
二人共、何かを読み取ろうとするように、私の顔を見つめている。
私は伯爵に『この館で悪魔の儀式が行われていることは知っているわ』と言った。
更に『あなたたちの野望を打ち砕くために、ここへ呼んだのよ』と付け加えた。
伯爵「……」
フランクリンズ「……」
伯爵と執事は黙り込んだ。
・
・
・
伯爵「フランクリンズ、今夜のお客様は手間が掛かりそうだね」
フランクリンズ「さっさと始末したほうが良さそうです」
ドラマーの伯爵とフランクリンズは互いの顔を見合わせて頷いた。
そして私から目を離さないようにしながら、二手に分かれてテーブルを回り込んでくる。
左からは伯爵、右からは執事… どちらかを倒せば、少しは戦いが楽になるはずよ。
よし、まずは弱そうなほうから…
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11
体力点 15/18
運点 8/9
恐怖点 6/10
★持ち物
ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)
肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)
クリス・ナイフ
ロープ
ニンニク
★メモ
アバッドンにモルダナが
地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある
秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている
合言葉はドラマーの伯爵の名前と同じような綴り
館の主とは赤い部屋(食堂)で戦うこと
どこかの部屋の鏡の後ろに食堂の扉を開ける鍵がある
