テーブルの下に小さな箱が置いてあった。私は箱を拾い上げて、叩いてみる。
☆パカッ★ ★パカッ☆
中は空のようね。あれ? 箱の裏側に指の引っ掛かる部分があるわ。
わかった! この箱は二重底になっているんだ。
思った通りだった。箱の裏側にも蓋がある。その蓋を開けると、小さな革の箱が入っていた。
スタ… スタ… スタ…
────! 誰かが来る。隠れたほうが良さそうね。
カーテンの後ろがいいかしら。それとも鏡の中へ…
私は小箱を抱えたままでカーテンの後ろに隠れることにした。
・
・
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☆バタンッ★
?「ここだよな?」
?「早く持って行かないと、俺たちの命も危ないぜ」
入ってきたのはヤギの仮面を着けた二人の男だった。
私は息を殺して、彼らが出ていくのを待つ。
崇拝者A「おい、あの箱が無いぞ!」
崇拝者B「そんなはずは…」
崇拝者A「誰が盗みやがったんだ!?」
崇拝者B「許せねえ!!」
テーブルの下の箱が無くなっていることに気付くと、二人は怒りの声を上げた。
崇拝者A「探せ! よく探すんだ。盗んだ野郎が隠れているかもしれねえぞ」
崇拝者B「おうっ!」
見つかりませんように… 見つかりませんように…
崇拝者B「…! くっくっく…」
崇拝者A「どうした?」
崇拝者B「あのカーテンを見ろよ」
崇拝者A「なるほど、あそこだけ妙に膨らんでいる。ということは…」
★ガサッ☆
片方の崇拝者がカーテンを引いたので、私の姿は丸見えになってしまった。
崇拝者B「その大きな胸が災いしたな」
崇拝者A「ゲームは終わりだ。お嬢ちゃん、その箱を返してもらおうか?」
いけません────!
…!? 女の人の声が聞こえた。これは私にとって重要な物なの?
ああ、そうか… あの花嫁の幽霊が教えてくれたんだ。この箱を手放してはならないと…
私はペーパーナイフを構えた(技術点を11にして戦うことができる)
崇拝者A「おやおや、やる気らしいぜ」
崇拝者B「じゃあ、おとなしくさせてから、ゆっくりと体の味見をしようか」
こんな連中と初体験するわけにはいかない。一人ずつ順番に倒していこう。
崇拝者A 技術点 7 体力点 8
崇拝者B 技術点 8 体力点 9
〈第1ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 6+5+7=18
マキの攻撃力 3+5+11=19
崇拝者Aの体力点 8→6
〈第2ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 1+2+7=10
マキの攻撃力 1+1+11=13
崇拝者Aの体力点 6→4
〈第3ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 6+4+7=17
マキの攻撃力 1+5+11=17
互いに攻撃を躱した。
〈第4ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 4+2+7=13
マキの攻撃力 5+1+11=17
崇拝者Aの体力点 4→2
〈第5ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 3+4+7=14
マキの攻撃力 4+4+11=19
崇拝者Aの体力点 2→0
次は崇拝者Bが相手だ。
〈第6ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 5+2+8=15
マキの攻撃力 5+5+11=21
崇拝者Bの体力点 9→7
〈第7ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 2+2+8=12
マキの攻撃力 3+6+11=20
崇拝者Bの体力点 7→5
〈第8ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 1+4+8=13
マキの攻撃力 4+5+11=20
崇拝者Bの体力点 5→3
〈第9ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 2+6+8=16
マキの攻撃力 5+4+11=20
崇拝者Bの体力点 3→1
〈第10ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 1+4+8=13
マキの攻撃力 4+5+11=20
崇拝者Bの体力点 1→0
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11
体力点 15/18
運点 9/9
恐怖点 6/10
★持ち物
ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)
肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)
クリス・ナイフ
ロープ
ニンニク
★メモ
アバッドンにモルダナが
地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある
秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている
合言葉はドラマーの伯爵の名前と同じような綴り
館の主とは赤い部屋(食堂)で戦うこと
どこかの部屋の鏡の後ろに食堂の扉を開ける鍵がある