《ハウス・オブ・ヘル》 第36話 赤く染まる床 | TAKAYAN'S ROOM

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テーブルの下に小さな箱が置いてあった。私は箱を拾い上げて、叩いてみる。

☆パカッ★ ★パカッ☆

中は空のようね。あれ? 箱の裏側に指の引っ掛かる部分があるわ。
わかった! この箱は二重底になっているんだ。

思った通りだった。箱の裏側にも蓋がある。その蓋を開けると、小さな革の箱が入っていた。

スタ… スタ… スタ…

────! 誰かが来る。隠れたほうが良さそうね。
カーテンの後ろがいいかしら。それとも鏡の中へ…

私は小箱を抱えたままでカーテンの後ろに隠れることにした。








☆バタンッ★

?「ここだよな?」

?「早く持って行かないと、俺たちの命も危ないぜ」

入ってきたのはヤギの仮面を着けた二人の男だった。
私は息を殺して、彼らが出ていくのを待つ。

崇拝者A「おい、あの箱が無いぞ!」

崇拝者B「そんなはずは…」

崇拝者A「誰が盗みやがったんだ!?」

崇拝者B「許せねえ!!」

テーブルの下の箱が無くなっていることに気付くと、二人は怒りの声を上げた。

崇拝者A「探せ! よく探すんだ。盗んだ野郎が隠れているかもしれねえぞ」

崇拝者B「おうっ!」

見つかりませんように… 見つかりませんように…

崇拝者B「…! くっくっく…」

崇拝者A「どうした?」

崇拝者B「あのカーテンを見ろよ」

崇拝者A「なるほど、あそこだけ妙に膨らんでいる。ということは…」

★ガサッ☆

片方の崇拝者がカーテンを引いたので、私の姿は丸見えになってしまった。

崇拝者B「その大きな胸が災いしたな」

崇拝者A「ゲームは終わりだ。お嬢ちゃん、その箱を返してもらおうか?」

 いけません────!

…!? 女の人の声が聞こえた。これは私にとって重要な物なの?

ああ、そうか… あの花嫁の幽霊が教えてくれたんだ。この箱を手放してはならないと…
私はペーパーナイフを構えた(技術点を11にして戦うことができる)

崇拝者A「おやおや、やる気らしいぜ」

崇拝者B「じゃあ、おとなしくさせてから、ゆっくりと体の味見をしようか」

こんな連中と初体験するわけにはいかない。一人ずつ順番に倒していこう。

崇拝者A 技術点 7 体力点 8

崇拝者B 技術点 8 体力点 9

〈第1ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 6+5+7=18
マキの攻撃力 3+5+11=19
崇拝者Aの体力点 8→6

〈第2ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 1+2+7=10
マキの攻撃力 1+1+11=13
崇拝者Aの体力点 6→4

〈第3ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 6+4+7=17
マキの攻撃力 1+5+11=17
互いに攻撃を躱した。

〈第4ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 4+2+7=13
マキの攻撃力 5+1+11=17
崇拝者Aの体力点 4→2


〈第5ラウンド〉
崇拝者Aの攻撃力 3+4+7=14
マキの攻撃力 4+4+11=19
崇拝者Aの体力点 2→0

次は崇拝者Bが相手だ。

〈第6ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 5+2+8=15
マキの攻撃力 5+5+11=21
崇拝者Bの体力点 9→7

〈第7ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 2+2+8=12
マキの攻撃力 3+6+11=20
崇拝者Bの体力点 7→5


〈第8ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 1+4+8=13
マキの攻撃力 4+5+11=20
崇拝者Bの体力点 5→3


〈第9ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 2+6+8=16
マキの攻撃力 5+4+11=20
崇拝者Bの体力点 3→1

〈第10ラウンド〉
崇拝者Bの攻撃力 1+4+8=13
マキの攻撃力 4+5+11=20
崇拝者Bの体力点 1→0


崇拝者たちは血塗れになって床に転がった。


★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11

体力点 15/18

運点 9/9

恐怖点 6/10


★持ち物

ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)

肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)

クリス・ナイフ

ロープ

ニンニク


★メモ

アバッドンにモルダナが

地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある

秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている

合言葉はドラマーの伯爵の名前と同じような綴り

館の主とは赤い部屋(食堂)で戦うこと

どこかの部屋の鏡の後ろに食堂の扉を開ける鍵がある