少年少女世界伝記全集の第5巻です。

鉄道の父と炎の画家のことが記された一冊です。
いつか汽車を走らせたい… それがジョージ=スチーブンソンの夢でした。
ジョージ=スチーブンソンは幼い頃から手先が器用でした。
11歳になった頃、ジョージは炭鉱で働くようになります。
そして14歳になると、火夫の仕事をさせてもらえるようになりました。
ジョージは寝る間も惜しんで、蒸気機関の仕組みを調べていました。
彼は『蒸気機関を使って走る汽車を作れないだろうか?』と考えていたのです。
月日は流れ、ジョージは結婚しました。しかし、蒸気機関車の開発の研究は続けています。
1825年にロコモーション号が完成しました!
1832年からスチーブンソンは様々な国で鉄道建設の指導をしました。
1846年には機関車技術者協会の初代会長となりました。
大胆な色使いと感情的な画風で知られている画家です。
1853年にオランダでアンナ夫人が男の子を産みました。
アンナは昨年にも男の子を産みましたが、その子は四十日ほどで他界していました。
『この子はビンセントの生まれ変わりに違いない』
というわけで、アンナは生まれてきた子をビンセントと名付けました。
しかし、ビンセントは少し変わっていました。
弟や妹から褒められると、なぜか激怒するのです。
怒りっぽい性格なので、ビンセント=ゴッホに友達はいませんでした。
卒業後、ビンセントは書店に勤めるようになります。
ところが、仕事中にも店の本を読んだり、絵を描いたりしていました。
どんな仕事もうまくいかないので、ビンセントは絵を描くようになりました。
『僕は悟った。好きな絵を描くことが神へ近づく道だ!』
ゴッホはオーベールに来てから、たったの二ヵ月間で六十作もの絵を描いたそうです。
そして37歳のとき、帰らぬ人となりました…













