少年少女世界文学全集の第6巻です。


しかし、ルミのおかあさんは本当の母ではなかったのです。
そしてルミの運命は大きく変わることになります。
ピタリス老人は決してお金持ちではありません。
そこで動物たちのお芝居を披露して、見物人からお金をもらって生活しているのです。
もちろん、ルミもお芝居を学ばなければなりませんでした。
ところが、ある日のことです。
いつものように路上でお芝居をやっていると、警官がルミたちに注意します。
自分の愛犬たちを侮辱され、ピタリス老人は警官を殴ってしまいます。
そして牢屋へ入れられてしまうのでした。ルミは一人ぼっちになりました。
ルミ『よし、他の場所でお芝居をして食費を稼ぐぞ』
ルミは動物たちを連れて、別の町へ向かいます。
今日のパンを買うお金すらありませんからね。
一休みして岸辺でハーブを引いていると、一隻の船が…
しかし、いつまでも厄介になっているわけにはいきません。
ピタリス老人が釈放されるので、迎えに行かなければならないのです。
さあ、また過酷な旅が始まります。
必死にお芝居をして、お金を稼ぐルミ…
腹黒い大人の魔の手が純粋な少年を襲います。
ルミに幸せの訪れる日は来るのでしょうか。












