少年少女世界童話全集の第10巻は…


彼女はダーリング家の長女で、二人の弟がいます。
それに、両親がいるので、五人家族というわけです。
いや、もう一人…じゃなくて、もう一匹いました。
ナナという名前の犬です。
この少年こそがピーター(ピーター・パン)なのです。
ところが、ピーターはナナに見つかってしまいます。
ナナが追ってくるので、ピーターは慌てて逃げました。
窓から飛び出したとき、影だけが逃げ遅れてしまったのです。
ピーターはティンク(ティンカー・ベル)という妖精に相談して、
影を取り戻そうとします。
クローゼットの中から影を見つけましたが、うまく体に付けられません。
そのとき、ウェンディーが部屋へ入ってきました。
ピーターとティンクを見てもウェンディーは驚きませんでした。
ピーターは礼を言うと、ウェンディーにドングリの首飾りをプレゼントします。
それから御伽の島のことを話すのでした。
ピーターの話を聞くと、ウェンディーは島へ行ってみたくなりました。
御伽の島には六人の迷子がいるそうです。
ピーターはウェンディーに『彼らのお母さんになってほしい』と言います。
ウェンディーは自分の弟たちも一緒にという条件で、
御伽の島へ行くことになりました。
しかし、彼女たちは急に姿を消してしまいました。
フック船長の率いる海賊の一団がやってきたのです!
さあ、一対一の勝負です!
ピーターの仲間たちもフックの子分と戦います。
戦いの最中にワニが襲ってきたので、フックたちは慌てて逃げ出しました。
もう子供たちは帰ってこないのか…
ウェンディーと二人の弟も両親のことを忘れてはいません。
三人はロンドンへ帰る支度を始めます。
また、御伽の島の子供たちも『ロンドンへ行きたい』と言いました。
ピーターは引き止めようとはしませんでした。
ウェンディーがフック船長に捕まってしまいます。
初めて熟読しましたが、名作と言われる理由がわかったような気がします。












