国際版 少年少女世界童話全集⑦ 《はだかの王さま》 | TAKAYAN'S ROOM

TAKAYAN'S ROOM

主に本を楽しんでいます。
読みにくい場合はPC版で閲覧してください。

アンデルセンの作品です。




大抵の人は子供の頃に一度は読んだことがあるでしょうね。




それでは、本を取り出して楽しむことにしましょう。



この巻も良作ばかりです。




その昔、すごくファッションを気にする王様がいました。
朝から晩まで次々と服を着替えるような人でした。



ある日のことです。町に二人の職人がやってきました。
彼らは『誰も見たことのないような服を仕立ててみせる』と言います。
職人の噂は町中に広まり、王様の耳にも届きました。



王様の言いつけで二人の職人は服を仕立てることになりました。
しかし、彼らはペテン師だったのです!
そうとは知らない王様は『金なら惜しまない。存分に使え』と言うのでした。




ペテン師たちは何回も王様の所へ行って、お金を要求しました。
王様は二人にお金を渡しますが、急に不安になってきます。

『かなりの金を使ったが、本当に服は仕上がるのだろうか?』




王様の命令で、役人が様子を見に行きます。

ペテン師たちは熱心に編み機を動かしていました。
そして役人に『どうです? 見事な色合いでしょう』と言います。


役人『何も見えないぞ』


ペテン師たち『これは頭の悪い人には見えない服なんです』


ペテン師たちの言葉を聞いて、役人は慌てました。


役人『な、なるほど、確かに私にも見えるような気がする…』


役人は二人の腕を褒めると、城へ引き返すのでした。




いよいよ王様が新しい服を受け取る日が来ました。
ペテン師たちは服を着せる仕草をしますが、王様には服が見えません。
しかし、見えるということにしておかなければ、
王様は『頭が悪い』と言われてしまいます。
それが嫌なので、王様はペテン師たちを褒めるのでした。

この姿で町を歩けば、人々はどんな反応をするでしょうか?




《おやゆびひめ》も名作ですよね。




長い冬が来ました。まるで氷の布団の上を歩いているようです。
大自然の前では小さな自分が無力だということを思い知らされます。



別れがあれば…




嬉しい出会いもあります。そして同時に悲しむ者もいるのです…



氷が割れ、川が荒れ狂う… 銀世界に何が起きたのか…?




美麗に描かれた東洋人たち…



コミカルな話があれば、悲しい話もあります、
必ずしも大団円とは言えない物語も…