司Pに付き添っていただき、末娘の職場へランチを食べに行ってきました。
どれも全部文句無しに美味しい！
司Pも私も一番気に入ったのは、子持ち昆布の揚げ物でした。
カラっと香ばしい衣に、モチっとした昆布、プチプチの子粒が、噛めば噛むほど味が出てきて、
「こりゃええ！」
暫しの時間、二人とも沈黙。
黙って食え！の食事瞑想でした。
しかし、私も末娘も、いや、末娘の方が
非常に多く緊張したーーーーーー！！！
今回司Pにご同行頂いたのには、理由がありました。
実は、高校を中退し「さぁてどうすんべー」な状態の時、
司Pには、母子共に、とても親身にアドバイス頂き決めた進路が、今の職場だったからです。
母「社会に出て仕事を通してたくさんの生きる智慧を学んでほしい」
末娘「とにかくお金を稼ぎたい」
それぞれの思いを上手く整理してくれたアドバイスは、
一流のところで仕事をする。
でした。
しかし、末娘には一流のところで仕事をする為の学歴がありません。
学歴どころか、小学校から不登校児だった為、学力も乏しい。
ただ、
彼女は世間様では愛嬌があるように見えるらしく、年上の方々には可愛がられる。
飲食業界に興味がある。
この2点をポイントに、
求人広告の内容、
立地、
規模、
HP、
インスタやグルメサイトのレビューなどを片っ端から調べ決めた職場でした。
高級食材を扱っているからとか、こんなにお得と割引きなどを強調したり、過度に広告ばかり出しているところは、
一見一流にみえて実のところ台所事情は火の車状態で、従業員にもその影響が色濃い場合がある。
太いお客様（お得意様＝常連客）が多く居るお店は、お得意様とのコミュニケーションを蜜に取ることに注力しているので、
あまり派手派手しく広告をださない。だろう。
そして、何より従業員の人間性が良かろう。
お客様もそこに引かれて寄ってくる。
人は環境で決まる。
人間性の高い人が集まるところ＝一流
と言うのが、司Pの見解でした。
それには、母親の私も同感で、ただ、それらのことを一度に説明しても末娘はいっぱいいっぱいになっちゃいそうでしたので、
どんな飲食店がどんな求人広告を出しているのかからはじめ、１ヶ月じっくりと時間をかけて就活するように誘いました。
そして、一番肝心な雇用形態は、
司Pも私も、
アルバイト（下っ端）から。
目標は高く。
日々の作業は、ハードルを下げて今すぐできることから。
社会に出たばかりの末娘には、まだ知らない世界がたくさんある。
経験値を上げるほうが今は一番大事である。
アルバイトだとそれが、簡単にできる。
ちょっと嫌な言い方に聞こえるかもしれないけれど、合わないなと思ったら簡単に辞める事ができるから。
ってことは、次の仕事にすぐ移れるということ。
しかし、条件が一つ、掃除や皿洗いもろくにできない奴は、どこに行っても使えない。
たかがアルバイトであろうと、どんな些細なことでも一から真剣に仕事に取り組むべし。
そして、飲食の世界は徒弟制度のような上下関係が厳しい。一流と呼ばれれば呼ばれるほどね。
仕事に真摯に取り組む姿勢を見せて行くこと。
とにかくお金を稼ぎたいとばかり言っていた末娘ですが、
お金を稼ぐのなら戦略を立てよ
例えば、時給1,000円と、1,200円の求人広告があったとする。
一見すると、1,200円の方が稼げるじゃんと思える。
しかし、1,200円は、フルタイムで週５出勤という条件が付いている場合が多い。
16歳（当時）の女子が朝から晩まで、週５日働いてみ？
確かに仕事を覚える事が早くなる確立は高くなるかもしれないが、１日立っぱなしよねえ？
疲れて笑顔で接客なんてできるか〜？
それに、お友達とショッピングやお茶する時間さえなくなるぜ？
世間の大人たちがよくこぼしてるアレ、
「なんのために働いているの」になるな。
戦略っていうと難しいかもしれないけれど、やっぱさ、計画的に働かないとな、貯まるはずのお金もなぜか消えるっていう事、
結構あります。
親の私が同じことを言っても彼女の耳には入っていかないことも、赤の他人かもしれないけれど、ちょっと先に経験をした人の話は
彼女の心の奥底まで入るのですね。
いつしか、前のめりになって司Pの話を聞いていた末娘。
そして、時が半年経った今、親の私は、末娘から、日々職場のみなさまにもたくさんいろんなことを教えてくださっている話を聞いていて
そろそろ、御礼に伺いたい。と、司Pにご相談した訳です。
彼も、末娘の活躍ぶりを見て見たかったと思っていてくれており、貴重なお時間を作っていただきました。
Erica用語炸裂で、結構ツッコミどころがあったものの、司Pには
と「安心しました」をいただきました。
＃星のなる木横浜
＃一流
＃職場見学
＃緊張する
＃社会に育ててもらう