それは、梅雨の合間に晴れた日のことでした。


周りは、娘たちの婚礼の祝いで盛り上がっている。


一息つきたくて、席をはずれコティーの隅っこで、一服。


婿の弟と出くわす。


彼は、息子と同じ歳21歳。

いつになく、曇った顔つきで私に話かけてきた。


「暑っついっすね・・・・」


「どうよ!仕事は?」


そこへ、息子がやってくる。

「彼、あんたと同じ歳だけど、もうバリバリに働いて、お客さんにも人気があって、稼いでるんよ!」


「へえ~~~そうなんですか~~~~、すごいっすね」


「いや、ただのバイトだけど・・・・・」


そんな会話をしていると、息子が次に自分のところに母ちゃんの爆弾が落ちるかもしれないことを察知し、席をたつ。


「・・・・・・・俺、今同棲してるカノジョがいるんすけど、できちゃったみたいなんすよね」

「え?子供?」

「・・・そうっす。」

「だけど、俺、、まだやりたいこといっぱいあって、それに金かかるんですよね」


「何やりたいの?」


「今度は、全身モンモンを入れたいんだけど、それ30万円ほどかかっちゃうんですよ」


「はあ?モンモン?

まあ、モンモン入れても人生変わるわけじゃないからねぇ~~~。子供の出産と関係あらへんのじゃない?」


「そうっすかね」

「うん。貴方は子供欲しくないの?」

「いや~~~~~~、今はね~~~~。食わせていけらんないし」

「じゃあ、なんで子供作ったの?」

「・・・・・いや、できちゃったんで・・・・」

「普通に考えても、男と女が一つ屋根の下に暮らしてだね、100%の避妊などこの世にあるわきゃないんだけど、子供出来ないってことはないと思うがね」

「それ相応の覚悟ってなかったの?」

「俺、そういうのテキトーだから」

「でも子供もう腹の中にいるよね?どうするの?」

「俺は、堕してもらいたいんだけど、カノジョが産む気満々で・・・・昨日も喧嘩になっちゃって、カノジョ元彼のところに泊りにいっちゃったんですよね」DASH!

「本当に、貴方の子供?」

「それは間違いないっす」

「ご両親は知ってるの?」

「いや、迷惑かけたくないんで教えないでおこうかと」

「いやいや、そのうちバレるでしょうよ?」

「・・・・そうなんすよね」

「で、私にご両親に言って欲しいの?」

「いやいやそれは、自分でします」

「で、なんで私にそんな話するわけ?いつかはバレる火の種になって欲しい的なオーラ満々に来てるけど?

まあ、小母ちゃんはなんもしてあげらんないというか、したくないけどね。

腹の子供への責任はちゃんと果たしなさいよ」

「そうっすね・・・・。俺結意外と子供好きなんで」と孫のバギーをキーコキーコ揺する(孫は乗っていませんでした)


「いや、そうじゃないでしょ?」


結局、その後すぐに私は呼ばれ、彼との会話がそれっきりになってしまいました。

後日、娘に彼らのことを聞くと、すったもんだしたあげく、産むことにしたらしいけれど、まだ、ご両親は知らないでいるらしいです。

もう、4ヶ月過ぎてしまった現在。。。。。。どうなるのでしょう。。。。

もう止めたかどうかわかりませんが、万引きや警察沙汰になるような喧嘩をする彼。

車が趣味で、稼いだお金を車にせっせとつぎ込む、彼。

人としてどうよ?

と言いたくなるのですが。。。。。


私は、他事として受け流すことができません。

彼は彼なりに悩んで、兄弟や親に言えないことを私という全く影響のない人間に心の内を聞いて欲しかったのでしょう。


なんだかんだ言って、きょうだいよりもウチの末っ子を可愛がってくれる彼。

孫の面倒を一所懸命手伝ってくれる彼。


何かを求めている気がしてなりません。


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ここいらへんをプレゼントしよと思ってます。


今日もつまらない一日だったと生きるその一日が、

懸命に生きて行きたかった誰かの一日だとしたら?


私は、今日も懸命に悔いなく生きて行きたいです。



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