調査によると、幸福感に与える影響力が最も大きかったの
は、学歴ではなく、健康でした。その後、人間関係、自己
決定が続き、所得や学歴はそれらを下回りました。
学歴が幸福感に与える影響に至っては、有意差が出ません
でした。
さらに、最終学歴が高いことよりも、自分の意志で人生の
進路を決定したかどうかが幸福度に直結するという調査結
果もあります。欧米の調査でも、同様の結果が出ています。
学歴が高かったからと言って、必ずしも幸せになれるとは
限らないという、ある意味、当然の結論です。しかし、学
歴が低いと不安だという気持ちを手放せない人が多いのも
現状で、かくして「教育産業」は、子を持つ親の不安を煽
るメッセージを流し続けているのです。
★子供の教育費が老後破産の遠因になっている。高学歴の
男性と結婚して幸福になれるかどうかも検証すべきだろう。