理想的な老後。ただ里田夫婦の田舎暮らしは、急に終わり

を迎えます。ある暑い夏の日、「草むしりをしてくる」と

外に出たまま戻ってこない浩二さんを心配し、様子を見に

行った由美子さん。そこで畑で倒れている浩二さんを発見。

熱中症で意識を失っていたのです。命に別条はなかったも

のの、歩行障害が残ったといいます。 そうなると不便な田

舎暮らし。「もう、ここでは暮らしていけない……」と、

利便性を考え、定年前に住んでいた街へ転居。田舎暮らし

はわずか7年ほどで終わりを迎えてしまったのです。

 

★俺も田舎に住みたいと考えたりすることがあるが、実現

はしないだろう。その地域の出身者でないと難しいからだ。

それに歩行量、買物距離は都会の比ではない。車を運転で

きなくなったら田舎は終わる。むしろ期間限定の暮らし方

や二拠点などがいい。