東京都世田谷区の自宅で昨年9月末から10月頭にかけ、介
護中だった妻(当時85)を殺害し、殺人の罪に問われて
いる吉田友貞被告(80)の初公判が12日、東京地裁で開
かれた。妻は地域の高齢者支援センターで「死にたい」「
死んだほうがまし」などと発言するようになったという。
徘徊(はいかい)も始まり、近隣住宅のインターホンを押
して回る、上がり込んで近隣住民相手に支離滅裂な話を長
時間続けるなどの行動も目立つようになる。さらには被害
妄想も激しくなり、「財布を盗まれた」「夫が浮気してい
る」などと繰り返し主張していたという。ほぼワンオペで
懸命に介護を続けていたものの、限界を迎えた被告は妻を
殺害するにいたる。
★はやく施設入所すべきだった事例だ。相談するという行為
がないと詰む。