全国で路線バスの減便が相次いでいる。たとえば、千葉県
が5月17日に発表したところでは、県内の路線バスは4月1
6日の時点で、昨年10月1日とくらべ1900便も減っていた
という。これは全体の約6%に相当する。神奈川県の横浜
市営バスは、4月1日に290便を一挙に減らし、それでも足
りず、22日に77便を追加で減便した。主な原因は、いわゆ
る「2024年問題」である。この4月から、自動車運転業務
に携わる人の労働時間が規制された。そのため、一人の運
転手が働ける時間が減り、結果として運転手不足を来たし
ている。横浜市が4月中に、2度目の減便に踏み切ったのは、
働き方改革関連法の施行で労働時間が減ったため、退職し
てもっと稼げる職場に転じた人が相次いだからだという。
★地方や過疎地から人を追い出し、都会に集中させる計画が
あるのだろう。インフラコストを考えると止むを得ないのか
も知れない。路線バスという大型の箱からコミュニティーバ
スやライドシェア、ウーバーなどに移行する。