全米24の大都市圏で少なくとも4,100万人が利用す

る水道水から医薬品成分が検出された。 東部フィラデルフ

ィアの水道水からは高ステロールやぜんそくの治療薬成分

など56種が見つかり、 ニューヨークの水源からは精神安

定剤や心臓病治療薬の成分が含まれていたという。

日本でも高了承などの研究班が昨年1月に関東と関西の計7

浄水場を調査。うち、3浄水場の水道水から高脂血症剤、

解熱鎮静剤、 抗てんかん剤が1リットル当たり6~31ナ

ノグラム(ナノは10億分の1)検出された。

 

農薬類は、水道水の供給条件となる「水質基準項目」には含ま

れず、これを補完する「水質管理目標設定項目」に位置付けら

れています。厳格な「基準値」ではなく、一段下の「目標値」

が定められているのです。EUでは個々の毒性評価に関係なく、

農薬の基準値は一律で 0.0001mg/Lと非常に厳しい基準が定

められている。

★米国と比べて日本の薬の消費量は多い。