定年わずか数年前に自衛隊を辞したのは、「あまりにも

過酷すぎる環境のため」だった。近年、自衛隊に任される

業務は増加の一途であるにもかかわらず、人員は一向に充

足しない。現場の悲痛な声は筆者もよく聞くところである。 

そんな中、松浦氏のいた部隊は実に「幹部自衛官の3分の1

ほどがうつで休職する」という異常事態に陥っていた。松

浦氏自身、気がつけば1日18時間勤務となり、「もう身体

が持たない」と辞職の道を選んだ。 自衛隊側もこれらの状

況を加味して松浦氏の経験や特技を生かした再就職先を提

示してくれはしたものの、疲れ果てていた松浦氏は「しば

らく休みたい」と援護を断り、退職金の1500万円を元手

に心身の回復期間を持つことに決めた。 

 

★この状況って看護や介護に似ている。激務で人員不足。

これじゃ介護も国防も無理。では、日本はもうダメか?とい

うと世界はもっとダメだからまだ救いはある。