患者さんの多くに「絶対に許せない」という感情が見られ
ます。この「絶対に許せない」を「許す」に変える決意を
することが非常に重要な一歩となります。許せないことが
習慣になっていますし、中には許さないことが生きるよる
べになっている場合もあります。しかし、病気と決別した
いのであれば、ここで「許す」と決心できるかどうかが、
ひとつの鍵となります。ある日、私のクライアントが「私、
この病気でいることをやめることにしました」と言ってき
ました。彼女は病気は自分で作るもので、自分でやめるこ
ともできるのだということに気づいたようです。進行がん
の患者だったのですが、それから3カ月ほどでがんが縮小
して、最終的にがんが消え、主治医も驚いていたそうです。
別に彼女が特別というわけではありません。自分の人生は
自分がコントロールしているという感覚を持って、自分で
病気をやめようと決心することは、誰もができることなの
です。
★病気をしない人というのは、許す人、執着を持たない人、
頑張り過ぎない人、いい加減な人、忘れる人、ということに
なる。薬嫌いも・・・。