「失われた20年」に労働市場に参入した女性は、みずか

らの地位を大幅に改善した、と言えるのではないでしょ

うか。相対的な増加を見ると、女性の正規雇用率は年齢

層によって20%から25%へ増加しているので、女性の

社会進出は確実に進んでいます。25歳~34歳の男性の正

規雇用率は1988年から2009年にかけて82%から73%へ

と明らかに減っています。女性の雇用環境が改善する一

方で、男性の雇用環境は悪化していたのです。労働市場に

おける「失われた20年」は女性にとってはむしろ“大躍進

”の期間であったと捉えています。つまり、よいポジショ

ンを巡って女性が男性と競争し、女性は非常に優れた成

績を出したと考えられるからです。

 

★さすがハーバードビジネスレビューだ。数字から現象を

割り出している。失われた20年とは男性だけのお話だっ

たのだ。女性は仕事に遊びに謳歌できる立場にたったが、

既婚の勤労女性の場合は家庭における大黒柱への任務がの

しかかる。家族を食べさせるというタスクだ。子供への投

資を優先するならば、稼げない夫は当然切られる。稼げな

いことは情けないからだ。ダメ夫に無駄飯を食わせる義理

はない。男女均等法の時点から予想できたこと。