日本では自殺のイメージは悪い。とてもネガティブで家

族にも迷惑がかかる。自殺だって・・・、という会話に

は残念が含まれている。すなわち生きることが可能だっ

たのに、はやまったねというニュアンスだ。

こういうネガティブさは関係者の承諾というか話し合い

がないままに実行されることから起こる心理的葛藤だろ

う。

しかし、安楽死の場合は家族や関係者を巻き込み、説明

を果たすことで承認を得られるメリットがある。なぜ死

んだ、という理由が明白だからだ。そういう意味では家

族や関係者に残るであろうトラウマをある程度解消でき

る可能性がある。当事者にとっては死後の手配も済ませ

ておけることもメリットだろう。

死への恐怖、死へのタブー、死への医療、すべて支配者

が作った洗脳でもある。