能登半島地震の被災地取材では、あらゆる場所でトイレ

を巡る切実な問題に遭遇した。汚物で使用不能になった

便器、数人で使わざるを得ない携帯トイレ、課題を抱え

る仮設トイレ-。これまでも災害のたびに同じ問題が起

きていたが、もうこれ以上繰り返さないためにはどうす

ればいいのか。現地で聞いた被災者の声を基に、専門家

に「これから」の備えについて聞いた。

 

★あの工事現場の仮設トイレ、ここで排泄したい女性は

いないだろう。貯めるのではなく一回ずつ袋に入れて処

理する簡易トイレ方式がいい。溜まらなければ臭いも軽

減する。被災救援対策のトップを女性にすべきだろう。

簡易トイレも女性専用エリアを作るといい。そして掃除

は男女別々で。