ギターを弾いているとピックにこだわりたくなる事がある。形はオニギリ型に決まっていたとしても、最近は様々な新素材が登場してきている。
昔からあるのがセルロイドだが、耐久性に問題があり、すぐにボロボロになる。
セルロイドは文字が消える前に周りが削れてくる。
イシバシ楽器オリジナルのSELVAのピックは滑り止付きでとても使いやすいんだが、たちまち削れてギターが粉だらけになる。
ウルテムという素材は人間の爪に一番近いそうだ。耐久性はかなり高いが反ってしまう事がある。人気のクレイトンは滑りにくいが、ご覧の通り汚れが目立ちやすい。
Master8にはINFINIXという新素材があり、耐久性が高い上にピッキングすると独特の弾けるような感触がある。アコギだとかなり高音が強調されそうだ。価格はやや高め。
Master8はINFINIXのピックをたくさん出していて、ミュージシャンのシグネチャーモデルやINFINIXにウルテムを混ぜた物などもある。また印字が滑り止めになっているのも特徴的だ。
少し話は逸れるがMaster8には滑り止めがないピックもあり、自分で滑り止め用のシールを貼った事もある。ちなみにこのMaster8の素材はジュラコン。
ピック滑り止めシールのPICKSTICKは数百円で効果絶大だが、結局のところ滑り止めにこだわるとギターが下手になるという結論に達した。
今のところ素材は先ほどのジュラコンに落ち着いている。これはダダリオのデルリンという素材だが、ジュラコンもデルリンもポリアセタールという樹脂で仲間らしい。
ジムダンロップのトーテックスも表面加工してあるだけで、中の素材はデルリンらしい。
こうなってくるとデルリンやジュラコンと思われるピックを色々試してみたくなってくる。ポリアセタールは耐久性が高い上に癖がなく、出しているメーカーも豊富で値段も安い。
中には素材が不明な物もある。GHSのピックの評判は高いが素材は不明だ。