20年ほど前、大学1年生のときに受けた講義で、次のような話を聞きました。
「ペリー来航以降、幕末の動乱を経て、日本は開国への道を歩み始めた。
そして1865年ごろ、列強との通商条約が本格的に履行され、国の針路は揺るぎなく開国へと向かっていった。
その約40年後である1905年、日露戦争に勝利し、日本は列強の一角として国際社会に躍り出る。
さらに40年後の1945年、第二次世界大戦で敗れ、国は焦土と化した。
そこからの40年で日本は奇跡的な復興を遂げ、経済大国へと駆け上がった。
そしておそらく、2025年ごろまでに日本は再び衰退の道を歩むだろう。」
今でこそ、この説を唱える方はたくさんいるが20歳前後の私にとっては大変新鮮な話でした。
当時、その話を聞いた私は、日本が20〜30年後にそこまで厳しい状況に陥るとは想像できませんでした。
しかし実際には、失われた30年を経て、いまや「第二の敗戦」と呼んでもよいほど、国力の低下が続いています。
この論に立てば、戦後80年を迎える今年は、日本にとってまさに大きな節目の年です。
だからこそ、私たちは過去の歩みから学び、困難を乗り越えて新たな成長への道を切り拓く覚悟を持たなければなりません。
私は地方議員の一人として、地域の力を引き出し、未来に希望を持てる日本を次の世代へつないでいくことが使命だと思っています。今日という節目の日に、その覚悟を新たにしました。
