関東大震災から100年。地方の防災の心得⑥ | たかつき通信・新築・リフォーム・不動産・耐震診断・耐震補強・古民家再生・太陽光発電、自社大工の株式会社高月工務店・山口県田布施町

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みなさまこんにちは^ ^ 

たかつきホーム🍀ホームアドバイザーの田原です。






今年はたかつき感謝祭の4年ぶりの再開などを記念して、地域防災ステーションやまぐちのとしての活動も一般のみなさま向けに、これまでに培った新たな知見も含めてご紹介するシリーズ。






今年のたかつき感謝祭でお披露目した『地域防災備え帳』の内容をご紹介してきております。



 

先週までは防災の基礎的な知識を学ぶために分かりやすい動画をご覧いただいてきました。




…その上で改めてみなさんにお伺いしたいのですが、


実際に被災した時に予測される困難を乗り越えられそうですか?


例えば…


避難時に足を怪我して動けなくなっても、自分をサポートしてくれる身近な存在がいらっしゃいますか?

大雨で避難勧告が出たときに、熱心に避難を促してくれる方、一緒に避難してくれる方がいらっしゃいますか?

避難所や仮設住宅での生活を余儀なくされた場合、力を合わせて生活を共に支え合える存在がご近所にありますか?




防災には『自助公助共助』の考え方が必要であるといわれています。


自治体の災害に対する備えがしっかりしており(公助)、日頃から災害に対する意識高く備えなどを充実(自助)させていたとしても、

共助となる、実際に被災した時に助け合える関係性の人が身近にいなければ、災害を乗り越える事は出来ないのです。




これは特に、便利になってサービスで溢れる世の中で危惧される問題だと考えています。



例えば災害の際に助けてくれるはずの行政サービス。

税金を納めている私たちは、そこで自宅よりも安全な避難環境を確保してもらって当たり前。


本当にそうでしょうか?



場所はともかく、避難施設に到着した後あなたに施設の使い方や各種設備を備えて提供してくださるのは行政職員さん。


その方はその時被災していないのでしょうか?


その方にはご家族はないでしょうか?


その方は被災で心が傷ついていないでしょうか?

 


大災害を想定した場合、誰しもが被災者です。


その時あなたは、人を助ける側?助けられる側?


踏み込んで言及すれば、もしも助けてもらわないければならない立場だとして、あなたは周りの人に助けてもらえる人ですか?




『防災』という切り口ではありますが、前時代のみなさまがなぜ、地域で婦人会やこども会、たくさんの交流会のための組織を自前で運営していたか。人と人との関わり合いについて、改めて考えておく必要があるのではないかと思っています。



わたしたちの豊かな暮らしに、本質的に何が必要なのかを、防災という切り口から、来る時に備えて考えてみたいと思っています。




 

それでは、また来週お目にかかります。 

みなさまの暮らしが、いつも豊かでステキなものでありますように🍀