4日連続で、岩手県に救援物資を届けさせていただいた事を書かせていただきましたが、本日は釜石市に入ってからの事を書かせていただきます。
滝沢村から車を走らせ盛岡市を抜けて、釜石市に入りました。
実は阪神淡路大震災を経験していたこともあり、兵庫県の当時の状況を正直想像していました。
しかし、釜石市内に入っても、外から見た感じだけですが(住まれている方々は、たくさんのご苦労・不便をされていることとは思いますが)、倒壊された家屋は幸いなことにありませんでした。
阪神淡路大震災とは全く違った震災と感じました。
釜石市内から、釜石港に近づくとガソリンスタンドはすべて閉店されていましたが、ラーメン屋さんは営業されていましたし、、カーピカ(車を洗車する場所)では、水を出し洗車する方も見られました。
この地域は被災が少なかったんだなと、ホッと安心した矢先に景色は一変しました。
ほんの1km走らせただけで、これほど違うものなのか?と落胆しました。
それは、正直見ることすら出来ないような状態でした。
ニュースで映像は見ていましたが、現実を目の当たりにしたときは言葉では表現できないような光景でした。
本当に道一本、川一本挟むだけで、これほど違うのか!
と、とてもショックを受け、自然の恐ろしさ、津波の恐ろしさを痛感いたしました。
阪神淡路大震災の場合は、耐震性の問題や、住宅地域が密集市街地でもあり、消火活動の車両が入る道幅もなく、火災を食い止めることが出来なかった原因で、被害が拡大しましたが、この度の地震では、私が感じたのは、人の力・事前の準備で防げたのか?と思うものがありました。
はたして人間は、いかに自然と向き合いながら生活していくのか・・・
自然界に人間が「おじゃましている」事を認識しなおさなければならない!
そこで私たちは今、何をすべきなのか!
本当に考える必要があると思いました。
人間の勝手で、海を埋め立てたり、木を伐採したり、川の幅を変えたり、このような事をいつまで継続してやっていくのか!
人間は自然界に「おじゃまをさせていただいている」この原点に戻るべきではないでしょうか?
明日は最終の気持ちを書かせていただきます。