上海に越してきて、血圧の薬はこちらで処方してもらっています
なので、日本で処方してもらうことが無くて、、
今回の一時期帰国では、処方を受けなければ不足してしまうため、
日本でずっとお世話になっていた掛かりつけ医にお願いしました
処方箋を持って院外薬局に行った所、ジェネリック薬品への変更について
説明を受けました
今年10月~「選定療養」という仕組みが導入されることが決定しているという話しです
選定療養=ジェネリックでは無く、先発品を希望する場合はその差額の4分の1を患者が負担する仕組み
差額に消費税も加わるようで、負担額は大きいです
計算方法は、非常に分かりにくくそして薬を1錠だけ処方されるはずはほぼ無いですし、私のように2ヶ月分処方でずっと飲み続けている場合は膨大な金額になっていくはずです
どうしてこんな事に!・・薬局で聴いてみたら、(選定療養費は受診の際にも医療費に反映されていますので、今は薬の場合ですが)社会的ニュースにもなったヒルドイドに対する異常な処方希望
子どものアトピーを理由に大量に処方してもらい、実は母親が使用しているケースが後を絶たないという状況
本当に必要な人に処方出来ないくらいの生産となっています
最近、何処でもこの処方に対しては厳しくなってきていますが、以前処方を受けられたクリニックで希望量が出ない場合、クリニックを彷徨う人も出てきているとのこと
日本人あるあるですが、驚きです
そんな状況を一掃したいという理由が有るこの仕組みにも驚きました
そして、今回知ったのは、ジェネリックでもオーソライズド・ジェネリックというものが有るという事です
オーソライズド・ジェネリック(AG)=先発品と同じ原薬・同じ製法・同じ工場の製造ラインを用いて製造・販売される薬品
安心・安全・安価だそうです (AG1、AG2、AG3と3つに分かれていて、AG1だけが安心・安全に該当、AG2、AG3は原薬と異なる、製造工場が異なる、製造技術が異なるなどの項目にチェックが入り、AG1とは違います)
ただし、どれがAGか、またAGにも3段階に分かれていますので、今は対象薬剤がそれほど多くはないので調べればどれがそうか分かりますが、今後年月が過ぎて、リストに載る薬剤が増えるほどわかりにくくなるのでは無いか?と危惧します
こういう制度は国民にはわかりにくい表現で示されていることが多く、言われるがまま(私の親の世代はきっとそうなるでしょう)に選ぶ権利すら無い状況になっていくのだろうなあと思います
ジェネリックは先発品とは違います
そのため、効果も同じではありません
また、心理作用もあって先発品では無いから利かないと思う人には特に効果が変わってくる事が文献にも有ります
医療逼迫の日本では色々考えなければいけないことが山積しています
医療制度そのものを変えていく必要も十分理解できます
だからこそ、もっと分かりやすい表現で誰もがきちんと理解出来るようにしていって欲しいと願います
時間がたてば・・そうかも知れませんが、医療や薬は身体に直接作用を及ぼすもので、命に直結するものです
不安がつきまといます
日本を離れてしばらく仕事から離れていた私でしたが、もう少し日本の医療に対して意識していかないと行けないなと思わされました
帰国後、また仕事したいと思っても本当に浦島太郎です
変化が激しい医療制度に着いていけてない・・反省です
今、BSNHKで全日本大学野球選手権大会の決勝を観ながらblogを書いています
小学校時代からの友人の息子君が出場しています
ご主人クリソツな(夫の同級生)息子君、ここまで親子で本当に頑張ってきました
優勝してほしいなあ・・