初台の東京オペラシティコンサートホールにて、東京フィルハーモニー交響楽団の「休日の午後のコンサート」に行ってきました。
毎回完売の人気のコンサートは、指揮者や奏者が語るというたまらんもの。
今回の指揮とお話は、サウスポーで変わった経歴の出口大地さん。
今回のテーマは、<ノスタルジック・クラシック>
以前の企画で、かつてコンサートの定番だったが、最近は演奏されなくなった名曲というのがありましたね。
ノスタルジックとは、ああ懐かしい・・・響きが🎵
演目は、
1. ビゼー: 組曲『アルルの女』第2番より「ファランドール」
歌劇「カルメン」「アルルの女」で有名なビゼーさんは、生前は評価されず、死後人気になったようだ。それぞれ組曲を編曲しましたが、「アルルの女」は第1組曲よりも死後友人が編纂した第2組曲の方が有名で、しかも音楽教材としても有名な「メヌエット」は歌劇にない曲だったりします。
「ファランドール」は、「3人の王の行列」を用いた行進曲と、村人たちが踊る舞曲が交互に演奏されるなか、それらが交錯し熱狂的なクライマックスを迎えるという素晴らしい曲です🎵
2. タレガ: 「アルハンブラ宮殿の思い出」
クラシックギターの巨匠・荘村清志さんが登場、ソロ演奏です🎵
ギター演奏のとっても有名な曲で、聴き惚れます🎵
3. ロドリーゴ: アランフェス協奏曲
ギター協奏曲の定番、特に第2楽章はあまりに有名であります🎵
定番の「質問コーナー」
荘村清志さんは若かりし頃、音楽界の大家武満徹さんに畏れ多くも直談判で作曲を依頼したが、風貌と異なり気さくで了解してくれたのだが、最後に「好きな球団は?」と問われ「巨人です」と答えると、一変拒絶❗
実は、武満徹さんは阪神タイガースファンで大の巨人嫌いだったのだ❗
そこで、荘村さんは「きょうから縦縞のユニフォームのファンになります❗」と宣言、すると武満徹さんは快諾❗されたそうな。
ちなみに、作曲された譜面を受け取ると、非情にも巨人ファンに戻ったそうな。
4. カルロ・ルスティケッリ: 「鉄道員」
イタリア映画の名作、ピエトロ・ジェルミ監督・主演の名画のテーマ曲。
荘村清志さんのギター演奏と管弦楽による素晴らしい映画音楽が奏でられました🎵
5. ミシェル・ルグラン: 「シェルブールの雨傘」
フランスの名画、カトリーヌ・ドヌーブ主演のミュージカル映画のテーマ曲です。
こちらも荘村清志さんのギター演奏と管弦楽による素晴らしい映画音楽。
映画の思い出で相まって、しみじみしちゃいました🎵
6. ボロディン: 交響詩『中央アジアの草原にて』
ロシアの5人組のひとりボロディンさんが、ロシア皇帝アレクサンドル2世の即位25周年記念祝賀行事のために書かれたとのこと。
そのタイトルにふさわしい雰囲気を持った名曲ですね🎵
7. ボロディン: 歌劇『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」
「娘たちの踊り」「男たちの踊り」「全員の踊り」「子供たちの踊り」とさまざまな踊りが繰り広げられる素晴らしい名曲ですね🎵
あまりに盛り上がって、アンコールに応えて演奏されたのは、
「ファランドール」でした🎵
まさに、拍手喝采🙆
