9月4日は「クラシック音楽の日」らしいですが、単なる語呂合わせらしい。なら9月6日の方がいいと思うのだが・・・。
初台にある東京オペラシティコンサートホールで、東京フィルハーモニー交響楽団の「平日の午後のコンサート」に行ってきました。
指揮とお話は、東京フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者である尾高忠明さん。
大好きなマエストロだ🎵
今回のテーマは、<心躍らせたあの曲との再会>
いわゆる「往年の名曲」集ですね☺
てるてるさんがクラシックにハマっていった頃は定番の曲ばかり。
演目は、
1. スッペ: 喜歌劇『軽騎兵』序曲
この曲は、渋谷公会堂で渋谷区の小学生対象に行われたコンサートで最初に演奏されたもの。
いい選曲だったな🎵と今でも思います。
わくわくするような名曲ですね☺
2. ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
この曲を聴くと、三木聡監督の映画「転々」を思い起こします。三浦友和さんが流れてくる音楽を聴いて曲名を言います。
美しい曲ですね☺
3. マスネ: タイスの瞑想曲
この曲を聴くと、大林宣彦監督の映画「転校生」を思い起こします。
尾道の迷路のような道をふたりが駆けていくシーンのBGMとして流れます。
ちなみに、大林宣彦監督はお金がなかったのでお家にあった「クラシック音楽のレコード」を映画音楽として使用したとのこと。
よくストリート音楽でヴァイオリン奏者が弾いていますね🎶
ヴァイオリンソリストは、竹内鴻史郎さん。
2005年生まれというから今年19歳、マエストロが「自分が59の時生まれたんだぁ」、お孫さんですね☺
この公演が楽団との共演初舞台とのこと。
4. サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン
この曲も渋谷公会堂でのコンサートの演目でしたね☺
サラサーテさんは自身超有名なヴァイオリニストで、作曲家たちはこぞって彼のために曲を捧げたそうな。
名人が作曲した素晴らしい作品です❗
竹内鴻史郎さんが、素晴らしい演奏をされました。
尾高忠明マエストロも絶賛してました🎵
尾高忠明さんは斎藤秀雄さんのお弟子さんのひとりで、ともに同期の弟子仲間は井上道義さん。最初は外国人だと思ったらしい。
ヨーロッパに留学生としていた時のエピソードとして、貧乏学生だった自分にカラヤンさんの友人の紳士から特等席みたいな席を使ってくれと無料で頂いたという涙が出るような話。
東京フィルハーモニー交響楽団との23歳からの付き合い。17年指揮者として勤めたが、海外に行くことになり辞めると申し出たら当時の理事長から説得され、辞めるなら「名誉指揮者」として残ってくれと言われ、「まだ40代で『名誉指揮者』はあり得ないでしょ」と言うと、理事長の奥さんから「そりゃそうよ。『桂冠』がいいんじゃない」と言われ、それで落ち着いたが、理事長は「なんで警察官にならなきゃいけないんだ?」と言ったとか☺
お話しがおもしろいです🙆
5. エルガー: 弦楽セレナード
愛妻家のエルガーさんは、結婚記念として「愛のあいさつ」を捧げましたが、この曲も結婚記念日に妻に捧げたそうな。
6. エルガー: 行進曲『威風堂々』第4番
エルガーさんは、6曲の「威風堂々」を作曲(第6番は未完)したそうですが、この4番は第1番と構成は同じ、ちょっと優しい「威風堂々」です。
7. エルガー: 行進曲『威風堂々』第1番
尾高忠明マエストロは、題名が気に入らなかったようですが、やはり「威風堂々」だよな❗な名曲ですね☺
楽しい素敵なコンサートでしたね☺