4/15 東京フィル「休日の午後のコンサート」 | てるてるの小屋

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雨のなか、初台にある「東京オペラシティコンサートホール」での東京フィルハーモニー交響楽団の「休日の午後のコンサート」に行ってきました❗



新たなシーズンの1回目
指揮とお話は、和田一樹さん。
今回のテーマは、〈クラシックの車窓から〉
1825年イギリスで開通した蒸気機関車の登場以降、「鉄道」が世界に拡がっていきます😃
そんななか、クラシック音楽にも鉄道をテーマにした曲が登場していきますが、その特集です。

演目は、
1. ヨハン・シュトラウス二世: ポルカ『観光列車』
本人は鉄道嫌いだったらしい。

2. オネゲル: 『機関車パシフィック231』
オネゲルさんは鉄道オタク気味、1924年に発表されたこの作品は、車輪が先輪2軸、動輪3軸、従輪1輪の「パシフィック型」機関車の走行を音楽に再現しました❗迫力があります😃

3. 酒井格: 『シーサス・クロッシング』
サクソフォン奏者の上野耕平さんの依頼を受け作曲され、2021年に札幌交響楽団(指揮:秋山和慶)のコンサート「オーケストラで出発進行!」で初演された作品。
演奏前に作曲家本人が登場し、作品について語りましたが、酒井さんも上野さんも「鉄道オタク」で意気投合したようだ❗熱く語る酒井さん😃
「シーサス・クロッシング」とは、複線の線路にハサミを広げたように線路が配置されている分岐器。
サクソフォンとオーケストラの協奏曲、ソリストの上野耕平さんが生き生きと演じれば、オーケストラも鉄道に関わる音を様々に描いています😃
素晴らしい作品でした🙋

休憩時間での質問コーナー、和田一樹さんと上野耕平さんが京王電鉄から借りた制服制帽を着用して登場❗ああ、和田さんも「鉄道オタク」だった☺️
初めて言葉を発したのが「ママ」ではなく、踏切の「カンカン」だったという生まれながらの「鉄道オタク」だった上野少年は「名鉄」に入るのが夢でしたが、小学校の「吹奏楽グラブ」で第2希望のサクソフォンに出会ってしまったのがきっかけだとか。
一方、作曲家コースに進んでいた和田さんは、自分が作曲した曲を大学のオーケストラで自ら指揮して演奏するのですが、本人の指揮に思うところがあり、志望を指揮者として違う大学に進学したそうな。
そんな彼が2018年に京王電鉄が新型車両5000系電車の特急「京王ライナー」の運行に車内BGMの作曲を依頼され、2018年に初演されました。心残りは指揮ができなかったこと。この日の演奏を初演としたい❗と語っていました😆

4. 和田一樹: 京王ライナーオリジナルBGM「KO5000」
コンサートマスターの三浦章宏さんのソロもあわせ、素敵な曲でしたね🙋
このBGMを聴くために京王ライナーに乗りたくなりますね☺️

5. ドヴォルザーク: 交響曲第9番『新世界より』
ドヴォルザークさんも「鉄道オタク」だったことは有名で、アメリカに渡ったのもそれ目当て?!とも言われています😃
そんなことで、この交響曲には「鉄道」が散りばめられています😃
全編シュポシュポいってます❗
シンバルが一瞬演じられるのも鉄道音だぁ🙋
素晴らしい作品でした🙋

アンコールに応えて、遅れて登場してきた和田さんは上野耕平さんと例の京王電鉄の制服制帽姿。
アンコールは、先程のBGM「KO5000」をソロ上野耕平さんのサクソフォン版で❗
もう拍手喝采でしたね🙋