第10弾は、
2002年製作、尾道から舞台を大分県臼杵に移して「臼杵映画」を作りました。
「町守り」の映画を作り続けていた大林監督が「待ち残しの町」を続けてきた臼杵市長と出会い、臼杵映画が誕生しました。
「尾道詣で」をしていた大林監督ファンは、今度は「臼杵詣で」を始めました。わたしも行きましたよ😃
この臼杵映画の柱となったのが、大分県出身の伊勢正三さん。
名曲「なごり雪」の歌詞を原案に、28年後の「なごり雪」のお話しができあがりました。
中年になった三浦友和を撮りたいと言っていた大林監督は三浦友和主演の作品を作り、登場人物に「なごり雪」の歌詞を台詞として語らせました。
インディーズのベテランだと語る大林監督の映画作りには、いわゆる「評論家」は酷評するがゆるぎもしませんね。
21世紀の大林監督は、次々とチャレンジ精神を発揮して映画を作り続けましたね。
取り返しのつかない、青春の出来事。
雪子さんが死にかけているとの報に、28年ぶりに古里・臼杵に戻ってきた祐作(三浦友和)さんは親友(ベンガル)と再会し、今は彼の妻となっている雪子さんとの青春時代に想いをはせるのでありました。
雪子役の須藤温子さんが素敵でした。
長澤まさみさんも娘役で登場してました。
