大林宣彦監督ありがとうございました❗(2)「転校生」 | てるてるの小屋

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さて、次に観るとしたら、これでしょう😃

 
「転校生」
1982年公開、ATG作品として公開されたのは、製作開始直前にスポンサーが降りてしまった絶体絶命のピンチに救いの手を差し伸べたのがATGだったからです。
尾道を舞台にした映画ということで、尾道市や観光協会も大々的に・・・、ところが試写を観たお偉いさん方はショックを受けて、公開しないでくれなどと言い出したそうな。
そんなスタートを切った作品でしたが、これが若者たちに圧倒的に支持され、「ロケ地巡礼」でみんなが尾道に押し寄せたのです。
そして、この作品がその後の映画界に与えた影響は大きかったですね。
「君の名は。」を観たときには、ああこの監督「転校生」と「時をかける少女」の影響受けてるなって思いましたね。
 
わたしがこの作品に出会ったのは、テレビ版の放映作品。冒頭のシーンが良い子は観ないようにカットされていました。だから一夫が強く腰を打ったためオカマになった?!というのがわからない。
この作品に衝撃を受けたてるてるさんは何度も録画した映画を観返し、レンタルビデオで映画版を借りて観ました。
男の子と女の子が入れ替わったら?
山中恒さんの原作では主人公は小学生でしたが、大林監督はそれを中学生にしました。「性」ということに目覚めてきているこの年代にしたことは良かったのですが、演じた尾美としのりさん、小林聡美さんの葛藤は大変だったでしょうね。
でも、男の子になった小林聡美さん、女の子になった尾美としのりさんは役になりきってみせました❗
現実世界はモノクロで、入れ替わっちゃった世界はカラーで描いていました。
お金がないので、家にあったクラシック名曲集のレコードを映画音楽に使ったとのことでしたが、その名曲がまたいい味を出していましたね。
「さよならわたし、さよならおれ」泣けますね。
素晴らしい作品でした。