第32回東京国際映画祭「さびしんぼう」 スクリーンでもう一度観ることができて、幸せでした☺️ | てるてるの小屋

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「さびしんぼう」

大林宣彦監督の旧作上映の第2弾です。
この作品もフィルム上映で、映写機📽️がわたしの真横に。
 
「さびしんぼう」は、1985年公開、尾道三部作の3作目。
「転校生」をテレビで観て、衝撃を受け大林宣彦監督のファンになってしまったてるてるさんは、この作品は映画館で観ました。
わたしにとってのベスト映画ですね🙋
 
原作は、山中恒「なんだかへんて子」。「さびしんぼう」は大林監督の造語ですが、「さびしんぼう」のシナリオはいくつも作られ、そのヒロイン候補も様々に変遷していました。
 
西願寺の住職・道了(小林稔侍)さんの一人息子ヒロキ(尾美としのり)君は、母親タツ子(藤田弓子)からは勉強しろとやかましく言われ、おまけになぜかショパンの「別れの曲」をピアノで弾くよう言われてる。
その彼が秘かに片想いしている、ファインダー越しの彼女(富田靖子)、ヒロキ君はその彼女を「さびしんぼう」と呼んでいる。
ところがある日、ヒロキ君の目の前にもうひとりの「さびしんぼう」(富田靖子)が現れ、タツ子さんをはじめ大騒動に😵
ドタバタ劇で笑っているうちに、切ない恋物語に・・・。
雨のなかの別れは、ただただ涙😭ですね。
 
上映終了後、小林稔侍さんと富田靖子さんが登壇しました。
登壇予定だった大林宣彦監督は体調不良のため、残念ながら欠席でしたが、ふたりがエピソードを語ります。
この作品が初出演だった小林稔侍さんは、その後常連のようになり、新作でも老映写技師を演じているそうですが、そんな彼が最近会社のイベントに呼ばれた。不思議な思いで参加したが、社長さんから昔結婚恋愛で悩んでいた時、観た「さびしんぼう」の映画の小林稔侍さん演じた住職の言葉に後押しされ、結婚を決意し今も幸せであると話を聞き、映画の力を感じたと話していました。
富田靖子さんからは、橘百合子役で駆け去るシーンでリボンがポトリと落ちたNGシーンをあえて採用した話しについて、監督が一度だけ声を荒げたことがあったが、それはトラブルが生じた際に撮影を中断しようとしたときだったと話されました。
黒澤明監督がこの「さびしんぼう」が大のお気に入りで、スタッフに観るよう勧め、後に「夢」が作られたのだと聞き、富田さんは感激しますが、そんな話はここにいるみんな知ってますよ😉ってMCに言われてました。
 
でも、富田靖子さんお若いですね☺️
スクリーンでもう一度観ることができて、幸せでした☺️