「蜜蜂と遠雷」文学を映像化すること、その映像と音楽にひたりながら、こころ震わせます☺️ | てるてるの小屋

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「蜜蜂と遠雷」

ユナイテッドシネマとしまえんで、封切り(古っ?!)初日に観ました。
恩田陸さんの直木賞&本屋大賞W受賞作品の映画化です。
「のだめカンタービレ」「さよならドビュッシー」など、映像と音楽で表現することの大変さはすごいことだと思いますが、逆に映像と音楽で表現することには、映画館ほど優れたところはありません😃
第12回芳ヶ江国際ピアノコンクールには、すごい天才たちがエントリーしてきた。
「ジュリアード王子」と称され、本命視されているのがマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)さんは、控え室でかつて共に学びあったことのある天才少女栄伝亜夜(松岡茉優)さんを見かけます。
カーネギーホールで演奏したこともある天才少女亜夜さんは、7歳のとき先生だった母親の死の直後コンクールをキャンセルして舞台から降りてしまった・・・、そんな彼女も20歳、再起をかけての挑戦でした。
28歳、コンクールに応募できる上限に達している高島明石(松坂桃李)さんは、楽器店に勤め、妻と子がいる。最後のチャンスにかけています。
そして、名ピアニストであった故ホフマンさんが推薦状をつけて送り込んできた16歳の風間塵(鈴鹿央士)さんはピアノを持たず木の鍵盤を叩き続けてきたという異色な存在。
ともに1次予選を通過した彼らは、二次予選の課題曲「春と修羅」のカデンツァ(演奏家が自由に演奏できる箇所)の表現をどうするか思い悩みます。
高島さんは「生活感のある音楽」を志し、宮沢賢治と死にゆく妹としこに想いを馳せた曲を演奏します。
それを聴いて、ピアノを弾きたい衝動に掻き立てられる亜夜さん、そして塵さん。ふたりは射し込む月の光のなか、連弾をするのでした。
天才どうしの繋がり、壁を感じる想い、飛び越せない壁・・・。
文学を映像化すること、その映像と音楽にひたりながら、こころ震わせます☺️
素敵な作品に出会えましたね。