「映画の日(わたしにとっての)」の第2弾は、「トリック 霊能力者バトルロイヤル」。新宿ピカデリーで観ました。


以前、スカパーで、「トリック」のテレビドラマ、スペシャル、劇場版1・2一挙上映という企画がありまして、一挙上映なら、一挙に録画して、一挙に観ました。頑張りました。
ということで、集中的に観てしまったわたしにとっては、「トリック」の劇場版があると言われれば、初日に観なければ、罰が当たるというものです。
ところで、このお話のテーマが面白い。
「超常現象」や「心霊現象」など、いろいろありますが、あなたは信じますか?
自称「超実力派売れっ子奇術師」の山田奈緒子(仲間由紀恵)さん。
偉大な奇術師だった父親は、「どんなに不思議な現象もすべて奇術で再現できる」として、霊能者のインチキを暴露し続けましたが、謎の死を遂げてしまいました。
父の教えを信じ、奇術師の道を突き進む奈緒子さんですが、その道は険しく、「花やしき」の仕事もしょっちゅうクビになってしまい、家賃滞納で大家さんにいびられる日々・・・。
奈緒子さんの母親、山田里見(野際陽子)さんは、実は南方の黒門島のシャーマンの末裔で、不思議な力を持っています。
長野の田舎で子供たちに書道を教えているのですが、その「文字」の力は侮りがたく、ある時、店先にその「お札」を貼ったとたん、お客さんが殺到した(「全品9割引き」と読めたとか・・・)とか、霊験あらたかで、その力でお金には不自由しません(娘に送金したれよ、あこぎだな、とふと思ったりします)。
一方、日本技術大学教授(最初は助教授だった)で、将来を嘱望される物理学者の上田次郎(阿部寛)さん。世界で一番頭がいいと思っている彼は、超常現象など物理学で解明できると豪語し、霊能者に挑戦し、奈緒子さんに手玉に取られたりします。
次郎さん、すごく矛盾の塊みたいな人です。
「貧乳」と「巨根」のコンビが毎回、霊能力者と対決するお話です。
お楽しみは、どんな変な(?!)霊能力者が登場するか。
まじめなようで、すごくくだらないお話が絡み合い、冗談7割くらいです。
なんでもあり感がたまりません。
ためになるのか、感動するのか、笑い転げるのか、ニタニタ笑いなのか、忙しくも楽しい作品でしたね。
だいたい、松平健さんが出ているだけで、うける。