

前回みたときの記事は、こちらです。
[http://blogs.yahoo.co.jp/takateru13/31693521.html 時をかける少女]
映画を観ていて、おもしろいのは、観ているときはすごく盛り上がったけど、映画館を出たとたんに頭の中が空っぽになってしまうもの、逆に、観た直後はさほど感じられなかったけど、後でじわじわくるもの。
この作品は、「後でじわじわ」タイプですね。
1974年の頃を思いやって、溝呂木亮太(中尾明慶)君。SF好きの彼は、8ミリ映画を作っています。
その前に、突然現れた少女。36年後から来た「未来人」だという吉山あかり(仲里依紗)さん。
とても元気で奔放、振り回される亮太君。
一度は、協力を拒否する彼ですが、途方に暮れているあかりさんの姿をみると・・・。
後先考えない、おっちょこちょい娘のあかりさんにとっても、36年前に突然マジで来てしまった!
来てみたものの、手掛かりがないし(間違えちゃったから)、そもそも「深町君」って、誰?自分の父親のこともよく覚えていないのに・・・。
受け入れてくれた、亮太君にどれだけ救われた思いがしたでしょう。
36年前で経験した素晴らしくも悲しい思い出。
本人は覚えていなくても、観ている側はわかっている・・・。
切なさが、じわじわきますね。