


第1段は、新宿ピカデリーで「カールじいさんの空飛ぶ家」を観ました。
新宿ピカデリーは、火曜日から座席予約できるのですが、あいてる席を表示してもらったら、「全部」。やった第1号だ! 初日の大きな会場でど真ん中! もうそれだけで大ヒット(わたしにとって)間違いなしでしょう。
最近は、やたらと「3D」だらけで、この作品も字幕か吹替、3Dかそうでないか選べます。私は、普通に「字幕・3Dじゃない方」にしました(ケチだから)。
ディズニーの映画というか、ピクサーの映画って、おまけがついてるの?
妖精が赤ん坊の笑い声で生まれるのと同じように、赤ちゃんもお空の雲さんがこしらえて、コウノトリが運んでいるのです。
でも、赤ん坊だからといって、すべてがかわいらしいものとは限りません。それを運ぶコウノトリさんにも災難が降りかかったりします。
困った赤ちゃんばかり作ってしまう雲さんと運の悪いコウノトリさんのお話。
冒険のお話は、子供たちにとって宝物のよう。
南アメリカのギアナ高原は、文字通り「ロストワールド」。垂直にそそり立つ、広大なテーブルマウンテンには、滝があり、あまりの高低差に、滝の水は霧状になってしまい、滝壺が存在しないらしい。
そのパラダイスの滝のある高原を飛行船で探検し、巨大な鳥の骨格を持ち帰った、偉大な探検家がいました。その名は、チャールズ・マンツ氏。
しかし、学者たちはその骨格標本を偽物と断定します。そのため、マンツ氏は「ペテン師」呼ばわりされ、全米冒険家協会員の資格をはく奪されてしまいます。
名誉を傷つけられたマンツ氏は、「巨大な鳥の怪物を捕まえるまで、帰らない」と宣言し、再び飛行船でパラダイスの滝を目指したのでした。
以来彼の消息は不明であり、人々は、彼のことを「風船おじさん」と呼んだとか、めでたしめでたし・・・、ではない!
冒険家英雄にあこがれるカール少年は、同じく冒険にあこがれ、空き家で冒険遊びをしている少女と出会います。無口でどぎまぎするカール君に対し、活発でおてんばな少女エリーちゃんは、カール君を冒険仲間と認め、バッチをつけてくれます。
これが、カールとエリーの人生の冒険の始まりでした、めでたし、めでたし・・・ではない!
カール君は、エリーちゃんをパラダイスの滝へ、飛行船で連れて行くと約束し(させられ)ます。
二人は、やがて結婚し、この家で暮らし、夢を語り合います。
そして、冒険の夢のため、貯金をします。でも、日々の暮らしに追われ、気がつくと二人とも年老いてしまいました。
約束を果たせぬまま、エリーは帰らぬ人となり、カールじいさんは一人ぼっちになってしまいました。
カールじいさんはエリーとの思い出の詰まったこの家を愛し、「グラン・トリノ」と名付けました(あ、いけねえ、違う映画だった!)。家を訪ねてくるタオ、じゃないラッセル君をあしらいながら、のんびりと過ごすはずが、思いもよらず、家を追われることになってしまいました。
今こそ、エリーさんとの約束を果たすため、コワルスキー、じゃないカールじいさんの冒険が始まります、めでたしめでたし・・・、じゃない!
あとは、映画館でしっかり観ましょうね。
エリーさんとの出会いと別れが、走馬灯のように流れます。
素晴らしい、感動的な、心温まるお話でした。
うれしいので、続けて、今度は「字幕・3D」を観ました。
感想:別に3Dじゃないとダメってことではありませんね。少し画面が暗く感じるので、わたし的には3Dじゃない方が好き。内容が素晴らしいので、どちらでもものすごく楽しめますよ。
うれしい初日でした。