おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ

 

私が加盟しているの大分学研究会の魅力体験ツアーの紹介なり♪

大分学研究会は大分について多面的に学び、魅力を感じ、情報発信する団体です!

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今回は、📝大分県佐伯市宇目町&臼杵市野津町へ!

キリシタン墓地訪問をメインに、ダム見学・ジビエ料理・豪華列車を堪能♪

▽📝全体まとめ記事はこちら→https://ameblo.jp/takatch/entry-12799787815.html

YouTube♰宇目&野津|大分学研究会魅力体験ツアー(キリシタン、ダム、ジビエなど)」動画集https://www.youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwB4GCO-80pqOj6uUK1UJATf

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全部で5スポット訪問。各スポット1記事で詳細をご紹介。今回が最終回(これまでの記事は上記まとめ記事にあり)

 

最終回もキリシタン文化財♰今回のツアーで2か所訪問したうちの1か所目(Cf:📝1か所目は佐伯市の「重岡キリシタン墓」

今回は臼杵市野津町の「下藤キリシタン墓地」なり♰

ポイントは、「キリスト教が全面禁止されていた江戸時代でも、キリシタン墓地が人目につくところにきれいに残っていた」こと。

 
  • そもそも、下藤キリシタン墓地とはどのような場所なのか。
  • 禁教令下の江戸時代、どのように墓地は存在していたのか。
  • 令和によみがえる、VRキリシタン墓地もおすすめ!

…を主に紹介。知れば知るほど面白い下藤キリシタン墓地&大分の文化をご堪能あれ♪

<🚃目次>

  1. 下藤キリシタン墓地とは|禁教令下にきれいに残ったキリシタン墓地
  2. 野津院の統治者リアンとは|豊後大友氏の家臣&宗教で統治
  3. 現地を散策|足跡&VRでめぐる
  4. まとめ|文化財を通じてたくさんのおもしろ発見があり

 

YouTube大分県臼杵市野津町「下藤キリシタン墓地(国史跡)」紹介ティザー映像https://youtube.com/shorts/2fe3feqsp-U

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(1)下藤キリシタン墓地とは|禁教令下にきれいに残ったキリシタン墓地

▽場所は、臼杵市野津町原の台地にあり。今回は吉四六ランドの陸上グラウンドそばの坂道からアクセス。

【概要】
  • 天正7年(1579年)頃に造られたとされるキリシタン墓地。
  • 当時の下藤村の地侍(村長級)であった「リアン」という人物が築かれました(リアンについては次章で解説)。
  • 慶長7年(1612年)に始まった江戸幕府による禁教令で、全国各地のキリシタン墓地は破壊される→しかし、平成22年度の臼杵市教育委員会の発掘調査で、下藤キリシタン墓地がほぼ完全な形で発見。墓地遺構全体が良好に残る国内最大規模のキリシタン墓地として全国的に注目、国史跡へ。
  • 墓地500㎡の敷地に、66基の墓のほか、石を敷いた広場(広場状石敷遺構)&礼拝の道(道路状石敷遺構)&小さな建物(礎石建物状遺構)が造られたことが判明。
  • 令和5年春時点では、発掘調査終了により墓地のほとんどが土で埋め戻されています。往時の姿は、VR(仮想空間)で拝見できます(詳細は後述)。
 

(2)野津院の統治者リアンとは|豊後大友氏の家臣&宗教で統治

下藤キリシタン墓地を作ったとされる「リアン」という人物は何ぞや?江戸時代当時の日本や野津町の時代背景とともにご紹介。

 

キリスト教に対する幕府の対応|江戸時代になり、禁教令

  • 豊臣政権=伴天連追放令(布教は×と、キリスト教を部分否定)
  • 徳川政権=禁教令(日本でキリスト教信仰は× 完全否定)→その厳しい禁教令下でも、下藤キリシタン墓地は当時の様子を残していたことが国からも評価された。

 

野津院という領土|集落の集合体で統治

  • 臼杵市野津町となっている現在。同じ臼杵市とはいえ、旧臼杵市と野津町では統治方法が異なった。
    臼杵市=城下町として領土全体を一括統治←→野津町=「野津院」と呼ばれる、小さな集落の集合体にて統治(合衆国風)
  • 野津院と呼ばれる小さな集落を取りまとめるのが「野津院衆」→大友氏の直接的な支配を受けた。何かあれば、戸次の清田氏を頼り、戦地へ赴いた。

 

リアンという統治者|大友氏と信仰あり&宗教をもって野津院を統治

  • リアン=野津院衆としてこの地域を統括支配大友氏とも仲が良かった
  • 領主となり、宗教を通じて領地をまとめた。下藤地区も当初は仏教徒が多く、リアンは寺院を建立→キリスト教に改宗後、寺院を取り壊し、教会を同地に建設。1579年、キリシタン墓地を整備した記録あり。
  • 当時の幕府の検地帳に、「下藤地区では”理庵(リアン)”が屋敷を構え、その近くに墓地を整備している」と記録あり。
    →後年、当時の屋敷と墓地の現在地を調査。現在の下藤キリシタン墓地辺りと一致すると判明。圃場整備で農地が一部手が加えられるも、それ以外は江戸時代からの地形がそのまま残っている

 

 

(3)現地を散策|足跡&VRでめぐる

実際に現地を歩いて、下藤キリシタン墓地の特長を知る

臼杵市教育委員会の課長さんご案内で、現在の下藤キリシタン墓地を散策。
 
▽下藤キリシタン墓地の特徴を紹介した看板。
▽下藤キリシタン墓地は、一畳サイズの長方形のお墓がきれいに並ぶ&ほぼ同じ形のお墓ばかりキリスト教らしい平等の精神が反映されているのではと推測。

長方形のお墓を見るに、板碑や仏教の墓石など、かつてここにあった仏教寺院のものを活用していることも面白い。

▽現地には、仏教のお墓の名残も多く残ります。

大正期の調査でも、「長方形の石がいくつも並んでいる」と記録あり。やはりこの地は墓地である可能性が高いです。
 
 

▽以前の調査で、表土はわずか10~15cmほどしか堆くなっていなかった=割と近年まで、露出されていた土地だと推定。

墓石近くで出土されたのは、19世紀に生産されたとされるお茶碗。お茶碗に水をくみ、墓参りをされていたのではと推測=禁教令下で、人目に付くようにキリシタン墓地があったのではと考えると、これまた面白いです🍵

 

▽一部、当時のキリシタン墓も残っています。かまぼこ墓/ナマコ墓と呼ばれる楕円形のお墓もキリシタン墓ならでは。

 


VRで当時の墓地に思いをはせる|VR技術が文化財でも重宝される

現在では埋め戻されている墓地、果たして江戸時代はどんな雰囲気だったのだろうか。

当時の雰囲気を知る画期的な方法は、VR(仮想空間)の活用🎥当時の様子を再現された映像を、スマートフォンで確認できます。

▽権利の関係上、モザイクでVRを公開。ぜひ現地でVRもお楽しみください♪

下藤キリシタン墓地のVRについては、臼杵市ホームページをご覧ください(こちらをクリック)

 

<Cf:👓文化財にVRが重宝される理由|お金がかからない、当時と現在の両方を楽しめるから>

近年、全国各地の文化財・史跡でVRを導入。Cf:📝佐賀県の世界遺産「三重津海軍所跡」をVR見学記事はこちら

📝 お城博士の千田嘉博先生も、お城など文化財・史跡へのVR活用をおすすめされております!

 

VR導入のメリットは主に2つ

 
  1. 当時の姿を実際に復元する(建設費など)よりも、VRの方が経費がかからない(導入しやすい)ため。
  2. 「当時の姿を知りたい派」&「復元せずに現在の何もない状態もロマンがあってよい派」の両方が満足しやすいため。

私自身、おもしろい取り組みだととらえています👓全国各地でも導入が加速されています。文化財保護の一手ですね。

 

 

(4)まとめ|文化財を通じてたくさんのおもしろ発見があり

初訪問の下藤キリシタン墓地。その価値が分かりました。専門家のお話を聞くと、面白い発見あり。
下藤キリシタン墓地を通じ、野津の江戸時代の社会(統治体制など)、地形など多面的な学びもございますね。
1つの事象から他の分野も一緒に学べる…知的好奇心がくすぐられます♪学ぶことの大切さやおもしろさを現地で感じました。
大分学研究会だからこそ、こうした素敵なスポットと出会いやすいのだと感じています!出会いや学びに感謝✨

あなたもぜひ、いろんな場所を実際に歩かれ、たくさんの出会いをされますように♪

 

以上です(`・ω・´)ゞ最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

 

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