”40年の想い出とつながりを、この先の10年へ…☆”
2019.12.15(Sun)、@大分市日本文理大学(NBU)
おごめ~ん、なないろベース事務局&大分県連合青年団団長のタカッチ親方です!
先日12月15日、「大分県少年の船40周年記念大会」へ☆
4泊5日の集団研修を行います!
子どもたちが船に乗り、沖縄県などへ!
集団生活や沖縄県での平和研修を通じ、社会性を身につけたり、平和について考えたり、素敵な出会いや想い出を作ったり☆
今年で40回目でした☆
あいにく私は乗ったことはなし…。
しかし、私が団長を務める大分県連合青年団も、毎年スタッフなどでお世話になっております。(※なないろベースでも、船に乗船経験のあるメンバーあり!)
▽2019年 第40回少年の船 出港の動画→https://youtu.be/ecqjryjcv7c
40周年ということで、記念大会を開催!第1部:開会式典、第2部:基調講演、第3部:パネルディスカッション
ボリュームが多いため、2記事に分けてご紹介いたしますm(__)m前半の今回は、第1部&第2部の様子をご紹介いたしますm(__)m(第3部については、後日ご紹介予定m(__)m)
<第1部:開会式典>
▽大分県少年の船40周年記念大会 開会式典動画→https://youtu.be/ZTWkqdwqaAw
開会式典では、ごあいさつや表彰、感想発表が行われました☆
▽少年の船実行委員長ごあいさつ
▽来賓には、青年団の大先輩:Iさんも!?(過去に運営委員長を長年歴任)
▽県知事から、船にご協力いただいている法人へ感謝状
▽今年40回目の船のスライドショー
続いて、今年の参加者からの感想発表です!
▽団員(小学6年生)感想発表
「時間と平和の大切さを学んだ。」、「相手と積極的に関われば、友達はできる!」
▽副班長(中学生)感想発表
「障がいのある子とのかかわり方を学んだ。」、「『すべてに感謝』を今後の目標に。」
▽班長(高校生)感想発表
「小学生時代、笑顔をくれた当時の班長に憧れた。」、「世界中の人々を幸せにするには、自ら笑顔になろう」
▽リーダー(大学生・社会人)感想発表
- 「夢を持つ子がたくさんおり、そしてそれを応援する大人も多い大分は、温かい☆大分が好きになった!」
- 「普段出会えない人との出会い→刺激になる」
▽学習係:菊ちゃん(青年団所属) 講評
- 「船での達成感+今後に生かす『アクション宣言』を大切にしよう☆」
- 「考えること=経験になる⇒それが、人生!」
また、会場では、40周年記念のお出迎え♪過去の想い出紹介や、楽しいおもてなしも♪スタッフのみなさま、ありがとうございますm(__)m
<第2部:基調講演>
- 演題:「現代社会における青少年教育の必要性と少年の船」
- 講師:北見 靖直 氏(国立阿蘇青少年交流の家次長)
大分県少年の船40周年記念大会基調講演 動画→https://youtu.be/wrpUXgTrpsw
のっけからハイテンションでパワフル、そしてしみじみな(!?)貴重な講演でした☆
(大学時代、教育実習のご講演をいただいた、熊本の大畑誠也先生を彷彿とさせます(笑))
▽アイスブレーキングを通じ、会場の緊張をほぐされます♪
[1.KEYWORD]
▽まず、船でみなさまそれぞれが体験したものは何か、まずは各自考え、ペアに伝えました。
▽様々な意見が出た中で、北見氏のまとめ。
「つながり」だと。
人との出会いももちろん、船で経験したことが、将来の何かに必ずつながっているのだと☆
(一般Ex:「あの失恋があったからこそ、今の恋愛がある」)
北見氏がこうして青少年教育を続けているのは、東京都での経験
↓
東京都が、都内すべての青年の家を廃止することに。
当時、青梅市の青年の家で勤務されていた北見氏。
↓
当時の青梅市の中学生が反対運動。
「なぜ、こんなに出逢いのある場をなくすのか。」
列車で1時間以上かけ、都議会で都議に説得されたそうだ。
↓
しかし、残念ながら廃止決定。
青年の家の片づけをされていたボランティア団体の方々が大粒の涙を流されていた光景が忘れられない。
↓
「彼らの涙を無駄にしたくない」
その想いで、北見氏は今でも青少年教育にご尽力されています。
[2.私が考え続けていること]
▽北見氏が考え続けていることは、「何が変えるのか、何を変えるのか」
北見氏の答えは、「思い込み(セルフイメージ)を変えること」
他人から言われるのではなく、自分の中から変えること
[3.何を変えるのか、何が変えるのか]
Ex:過去に不登校だった女子が富士山登山プログラムに参加
・彼女は最初、「私、登山できないから…」と弱気だった。
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・しかし、イケメン大学生の「もしもの時は俺が背負ってでも君を頂上まで連れていく」という言葉に背を押され、登山。
↓
・すると、誰よりも早く登山成功!
↓
・最後の振り返りで女子「私、やればできる子!」と感想。(価値観の広がり)
⇒子どもたちが持っている-の価値を、大人が+の行為で変えていくこと(Ex「君ならできるよ!」の声掛け)
▽人が達成感を感じたり変わったりするのは、「6:2:2が10になるとき」
人は集団になると、以下の分布に分かれる。
・やる気ある積極的な人:6割
・どっちつかずな人 :2割
・やる気ない消極的な人;2割
↓
できる子もできない子も、雨降って地固まる苦い経験+大人の肯定的発言で、みんな10(全員一体)になれる!
↓
そばにいる大人の存在が大切!
子どもへ+の発言をして励まし、子どもの自己有用感を育む (子ども「私って必要とされている大事な存在なんだ☆」)
⇒船も、まさに苦しい体験を通じ、一体感や達成感を演出。
[4.少年の船の何をめざしたのか?]
▽「人は人の中にありて人になる」(人は人の中で揉まれながら成長する)
→傷ついた人間関係は、再び人間関係の中で修復するしかない。
▽「つながるチカラ=捨てないチカラ」
→”個性が強すぎる子だから…”と、切り捨てない!
[5.未来づくり力!]
▽「D3444」をご存知でしょうか?
180万年前のホモサピエンスの標本骨格に刻まれた文字列です。
歯のない標本骨格であるD3444。
そこから分かるのは、周囲の人々がご飯を食べされ、7~8年は生きたとされること。
→弱い人を助けていたことが推定
→そして、助け合いの精神から「コミュニティ」ができた。
⇒助け合い・コミュニティが大切!
▽「肝(ちむ)ぐりさ」(沖縄の言葉)
→他人の痛みを、自分のことのように感じること。(同じ痛み・悲しみを抱けずとも、悲しみのそばにいて寄り添うことはできる。)
▽「あなたにしかできないことがある」→「あなたが変われば大分も変わる」
▽子ども会など、地域の中にあるささやかなことを大切に☆
▽「可能性を信じる!」→どの子にも可能性あり!
⇒自分自身で信じることが大切☆
Ex:「やんちゃ石と石工」
お城の石垣の間を埋める小石を「やんちゃ石」と呼ぶ。
↓
石工は、どんな時もやんちゃ石に話しかける。
- 「お前は今から城壁を支える石なんだ。お前でないとできない役割なんだ。お前がいないと城壁が崩れてしまう…。」
- 「おっ、今日もしっかりお城を支えているね!」
↓
10年後、やんちゃ石はお城になくてはならない大事な要になる。
↓
どの子どもの可能性・役割も大切に&大人が肯定的な声かけを!
▽最後に、少年の船らしく沖縄テイストで締め!
「島人ぬ宝」を合唱し、講演終了です。
以上、第1部&第2部でしたm(__)m第3部:パネルディスカッションについては、後日ご紹介いたします。今しばらくお待ちくださいませm(__)m
おわり