”春高楼の 花の宴”

 

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おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ

 

先日、大分県竹田市の岡城跡へ!

 

荒城の月の舞台の一つだとされる100名城&おおいた遺産。
2019年には「日本最強の城」としてメディアでも大変注目された、難攻不落のお城!
私が一番お世話になっている100名城ですm(__)m(何せ、高校の遠足先がこの岡城でした(笑))

今回、大分学研究会おおいた遺産モニターツアーにて訪問!

 

  • 岡城がなぜ難攻不落の城なのか
  • 岡城は、くじゅう連山&阿蘇五岳など、火山と縁がある!?
  • 岡城は、中世ヨーロッパのお城にそっくり!?


…一緒にその謎や魅力に迫りましょう☆

 

 

YouTube日本最強の城 岡城紹介動画https://youtu.be/q0ygfGRQGi0

 

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【日本最強の城!】岡城@大分竹田~100名城&大分学おおいた遺産モニターツアー~

この日は、竹田市教委の方を講師に招き、岡城の学習!

高校の遠足などで、10回は登っているであろう岡城。しかし、学習については📝2016年全国山城サミットin岡城と今回のわずか2回のみ…。馴染みの場所もしっかり学習しなきゃもったいないね…笑い泣き

早速ですが、「岡城がなぜ難攻不落の城なのか。」「岡城は、くじゅう連山&阿蘇五岳など、火山と縁がある!?」を解説!

▽城内地図をご参照ください。

[日本最強の城の所以!?~阿蘇火山とのつながり~]

🔥稲葉川&白滝川に囲まれた自然の要塞

南北を河川で囲まれ、攻めづらかったそうだ。

また、白滝川は滑瀬川(ぬめりぜがわ)と呼ばれ、まさに滑りやすかったそうだ。

薩摩軍も足元をすくわれ、苦戦したというお話を伺ったこともございます。

🔥舌状台地と阿蘇溶結凝灰岩による崖

舌のように広がり、川からの高低差が約100mある舌状台地。

これは、阿蘇溶結凝灰岩により形成された台地です。

また、阿蘇溶結凝灰岩は脆い性質で、2つの川で削れる⇒急峻な崖ができ、天然の要塞に。

🔥幾重にも積まれた石垣

ただでさえ急峻な崖&台地なうえ、さらに石垣が幾重にも張り巡らされているもので…。これには敵もお手上げ…。

阿蘇溶結凝灰岩は脆く加工しやすい→石垣の材料も豊富という地の利もあり!(石垣については後述)

天守閣など建物がない分、この総石垣作りに注目!をとのこと。

 

これから岡城へ攻めます!(笑)まずは観光駐車場のある場所から説明。

 

☆「総役所跡(現:駐車場)」

本丸まで登らずとも、行政手続きを行った役所の跡が、現在の観光駐車場とのこと。

そして、進みます!

 

☆「阿蘇溶結凝灰岩(Aso3)」

12万年前の阿蘇の3回目の噴火で堆積し形成。硬さはあるものの、アンカーボルトで強化

さあ、お城の入口へ!

 

☆「かまぼこ石」

岡藩ならではの、かまぼこ型の丸み帯びた石。

この石の存在もあり、岡城が中世西洋のお城に似ているそうで…(詳細後述)

また、入口には板塀を設置いたそうです。

このかまぼこ石にある穴に柱を差していたそうな。

 

▽入口の床にも注目。

 昭和期に築かれた石畳が土の下にございます。
 現在は階段状になっていますが、これは排水対策だそうです(よい具合に水が排水溝に流れる工夫なのだとか) 

▽さあ、これからこれから本丸に向けて登ります!(この風景も、なんとなく西洋のお城っぽい!?)

▽石段登りはきつい…。

 そりゃそうだ、登りやすかったら敵も登りやすい…(苦笑)

 実践向けに、あえて上りづらくした石段 

☆「大手門」
もともとは、敵を追い詰めるため「追手門」ともよばれました。

近くで拝見すると実感しますが、とても高くて大きいです! 

▽昭和61(1986)年の築城800年祭で、期間限定で大手門を復元(素材は発泡スチロールなど質素だったそうな…。)

▽戸も高く大きかったため、車輪で戸の開け閉めをしたとのこと。

 そのための車輪の轍も残ります。

▽なお、もともと東向きだったそうです。

  西向きに変えたのは、築城の名手:藤堂高虎!
 →朝日がまぶしくないように配慮。 

  まさか藤堂高虎公も岡城にお見えになったとは…!

 

☆「家老屋敷」

城内には3つあり。礎石復元などが行われております。

どんどん東へ攻めます!

 

☆「西中仕切(にしのなかしきり)」

場内で最も狭い箇所。

鉤型のクランク(虎口)にし、敵の侵入を阻みます!

ちなみに、今回は時間の都合で訪問できませんでしたが、

「東中仕切(ひがしのなかしきり)」も、同じように鉤型のクランク(虎口)ですが、こちらは逆に壕で築いているそうです!
 

さあ、ここから二の丸・本丸と、中心部へ攻めます。

このあたりで注目は…石垣!

 

▽大きく高い石垣!

▽石の大きさも大きく&きれいに積まれております。

 大きな石のことを、「鏡石(かがみいし)」、きれいに切り込んで積んだ積み方を「切込接(きりこみはぎ)」と呼びます。

 石の大きさも、積む技術の高さも、これぞ岡藩の権力誇示・見栄!?

 (鏡石については、魔除け説もございます。)

これらの石はどこからの運んでいるのか?

それは、麓を流れる白滝川にある「十川の掘割」という石切り場から運ばれたものです!

▽2018年のジオガイド研修で訪問。

先述の通り、阿蘇溶結凝灰岩が人の手で加工しやすく、この川から石を切り出します。

そして、大八車に乗せて、丘の上まで石を運びました。
これがかなりの重労働だったため、築城後、藩主がお茶屋でねぎらいをしたそうです!

 

また、西仕切で注目は、「熊沢藩山先生頌徳碑」。

陽明学者:熊沢藩山先生は、岡藩三代:中川久清公が岡山から招き、治山・治水を行いました。

▽豊後竹田駅裏の滝、実は自然の滝ではないのです!

これは、「城原(きばる)井路」です!

藩山先生が指導の、竹田最古の井路です。

 

 

さて、二の丸へ。

二の丸といえば、このお方!

滝廉太郎像です!
同じ竹田小学校に通っていた朝倉文夫氏の作です。

 

学校の裏山で尺八を吹いて楽しませた廉太郎少年。
→裏山=岡城

…ということで、

「荒城の月=岡城」をイメージ!?

 

 

その滝廉太郎像の目の前にある建物にも注目!

 

☆「風呂屋敷」

1階には、殿様用の蒸し風呂あり)
2階は、本丸との連絡通路の役割も果たす。

さあ、ここから本丸へ!

 

▽本丸広場。

▽天満社

天満社は、豊薩合戦の頃から鎮座されていたそうです。

もともとこの山は天神山と呼ばれていたそうな。

中川氏が入城後も、本丸内にずっと鎮座。

現在、本丸は天満社領であり、市が借地状態なのだとか。

 

▽天満社の近くに、金倉があったそうです。

また、本来の本丸は、現在のよりもはるか東の山にあったそうです。

岡藩主三代:久清公が西の丸を築き、岡城の中心は自然と西ノ丸方面へ。

 

ここで、冒頭の問い、「岡城は、くじゅう連山&阿蘇五岳など、火山と縁がある!?」をチェック!

岡城からはそれぞれの山を拝めます!

 

▽阿蘇五岳

こちらは先述の通り、阿蘇溶結凝灰岩→舌状台地・崖・石垣と縁があると説明。

 

▽こちらは、くじゅう連山。

こちらのポイントは、「三代藩主:中川久清公のお墓がある」ということ!

大船山にあり、日本一標高の高い位置にある藩主のお墓ではないかともいわれます。

なぜ久清公はくじゅう連山大船山に墓を築くよう遺言したのか。

おそらく、「大船山から岡藩領・岡城を一望できる」からと言われます。

藩主らしい考えですね♪(笑)

 

そのお話をうけ、

「ふぁ:ファイトだぜ!小富士山頂 墓参り」の記事を思い出された方は、立派なtakatch親方通です(笑)

 

そう、八代藩主:久貞公も同様の理由で、こちらは豊後大野市緒方町の小富士山にお墓がございます!

▽小富士山の墓所(御廟屋:おたまや)から北を眺めるに、くじゅう連山。

久貞公の遺言により、この小富士山に墓が設けられました。

なぜ小富士山だったのか。

いくつかの説があるようです。

  • 「治めていた岡藩領を見渡せる。」
  • 「大船山に眠る三代:久清公と対峙する位置。」

 

…このように、岡城は阿蘇五岳&くじゅう連山とつながりがございます☆

 

 

そして最後の質問、「岡城は、中世ヨーロッパのお城にそっくり!?」について。

こちらは、過去記事(2016年3月「キリシタン南蛮文化講演会@竹田」)をご参照くださいm(__)m
▽ 著書『ザビエルコード』や「お宝・古文書ペディア」で有名な、甲山堅氏による面白い考察です☆

簡単にご紹介すると…

・城=Alcazar(アルカザール。船の甲板の意味もあり)というものもあり。
 →ポルトガル読みでは、「オカジョール」発音…「オカジョウ」…「岡城」に聞こえる!?(笑)
 →実際、欧州にあるAlcazar(丘の上にある軍艦のように大きな城のイメージ)と岡城の外観が似ている!(写真を見て、私も最初岡城だとだまされました…。右の1枚以外は、すべて欧州のAlcazarなのです!!)
 
またこれに関連して、冒頭に紹介のかまぼこ石も、西洋チック!

岡藩にはキリシタンが多く、キリシタンのお墓もかまぼこ石のような丸みを帯びています(なまこ墓)。

最後に、紅葉の名所である岡城。

当日は見ごろを過ぎておりましたが、いくつか美しい場面がございました☆

紅葉をお届けし、本文結びます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました&ぜひ日本最強の城:岡城へ挑戦を!(笑)

 

 

<🏯岡城データ>

  • H   P:https://www.city.taketa.oita.jp/okajou/
  • 住所:大分県竹田市大字竹田2761(岡城料金徴収所)
  • 電話:0974-63-1541
  • 時間:入城手続きは9~17時まで
  • 料金:高校生以上300円(団体20名様以上200円),小・中学生150円( 〃 100円)
  • 交通:徒歩→JR豊後竹田駅から約25分、車→中九州道竹田ICから約15分、JR豊後竹田駅から約5分

 

YouTube「お城(日本100名城・続日本100名城etc...)🏯」動画集https://youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwC6TlGAISo1Us3p9FqIhqX0

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