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2014.8.9-8.10@長崎市街地。

おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
今回は8月9日、10日に長崎で開催された「青年団平和集会in長崎」(日本青年団協議会主催)の模様をご紹介いたします。
平和祈念式典参加、被爆体験の聞き取り、フィールドワーク、交流会などが行われました。

YouTube青年団平和集会in長崎2014動画https://youtu.be/7DB5CWQHR9g

 

 
昨年の沖縄集会に続き、なないろベースより1名参加。
全体では、30名近くの参加者。西日本からの参加者が大多数でした。
心配された台風、長崎では無事でした。
ただ、ふるさと大分はじめ各地で台風被害が発生し、心配です。
(台風のため参加キャンセルとなった方もおり残念。)
以下、平和集会の詳細をご紹介!

【主な行程】
[前    夜]ミニ懇親会
[1日目]平和祈念式典参加、被爆体験の聞き取り、リレートーク、大交流会
[2日目]フィールドワーク


【前夜】

高速バスにて大分を18時発→22時半に長崎着。
その後、東京・滋賀・長崎のメンバーとミニ懇親会。
全国単位の事業では、こうした交流が貴重!
自己紹介やトークで親睦を深めました♪


【2日目】

平和集会初日。式典参加や被爆体験学習等が行われました。


(1)平和記念式典

毎年8月9日、長崎市平和公園で開催。
黙祷、献花、平和宣言等が行われます。
幸い、青年団は式典会場内に入ることが出来ました。
▽平和祈念像

▽入場時は、厳重な検査が行われます。

▽長崎の鐘。黙祷や式の開始を告げます。


▽献水

▽長崎市長の平和宣言

▽平和宣言後、平和の象徴である鳩が長崎の空を駆けました。
 
▽被爆者代表の言葉

▽安倍首相の挨拶

式典内で印象的だったのは、被爆者代表の言葉です。
「原爆を直接受けた私は大丈夫なのに、被爆三世である孫娘を亡くしたのは悲しい。」
→・原爆は世代を越えた問題私たち若者世代や次の子ども世代も決して無関係ではない
    ・原爆の悲しみや憎しみも世代を越えて続くもの=原爆は反対
…と感じました。
 


(2)被爆体験聞き取り

会場は「いきいき広場」へ。まずは聞き取り。
実際に被爆体験をされた方3名を招き、3班に分かれて担当話者のお話を伺いました。

私の話者は、被爆当時5歳だった男性。
まず、原爆投下時の日本の情勢・原爆の概要を学習→原爆体験→原爆後の活動・課題を学びました。
▽写真や実物を多くご用意くださり、わかりやすかったです☆
 
▽赤紙。これが家に届けば、男は必ず赴かねばならない。

▽被爆ガラス。通常、このような泡状に溶かすには、バーナーでも5分かかる。
 しかし、原爆は一瞬で瓦をこの状態に。いかに原爆の威力が強いことか。

[話者より学んだこと]
・原爆当時の日本…「富国強兵」策
 →資源を獲得するために海外を植民地化→真珠湾攻撃で米国を触発
・原爆投下の8月9日、爆心地となった松山町=配給日で人が多かった&大学医学部で授業中→多くの死者
・話者は、原爆投下時、爆心地より6km離れた時津の自宅にいた
 →長崎市街地方面で大きな光轟音&爆風→自宅の窓ガラスが割れる(幸いけが人なし)
 →その後、母と買い物に行く途中で、多くの焼死体を見た(強烈な悪臭)
・「残留放射線」の恐ろしさ(=怖いのは直接被爆だけじゃない!
 →話者の親=肝臓がんで死去、娘孫=横隔膜の障害で生後3日で死去
・被爆者への差別・偏見問題→Ex:「ピカの子と遊ぶな」、結婚や就職時の差別
・平和学習運動のポイント…「普段から、どこでもできる」(長崎だけじゃなく各身近でも戦争体験あり)、「被爆者とともに活動」、「小さい子どもでも、語れば理解してくれる

また、個人的なお話。別の話者の中に、小学校修学旅行でお話を伺ったことのある方が!
16年ぶりにその話者の方と再会をいたしました☆
その話者は、当時すでに病気を患われておりましたが、お元気で過ごされて嬉しかったです☆
私も無事に大人になり、こうしてお互い元気で再会できたことは尊いことでしょう!
(原爆で大人になれなかった方も多くいらっしゃいますので。)
その話者は、現在も語り部活動を継続。さらには、娘様も紙芝居などで語り部活動をされているとのこと。

今回はご多忙の中、3名の話者の皆様には大変お世話になりました。
やはり体験された方のお話は、教科書には載っていない内容あり&想いがこもっておりで、勉強になりました。
辛いであろう体験を語ってくださり、本当にありがとうございました☆
 


(3)リレートーク

平和や原爆・原発(=核)などに関する若者世代の活動報告等が行われました。
今回は下記3団体の報告がございました。

1)鳥取県連合青年団「原爆慰霊碑の清掃」

・毎年7月終わり~8月初めの日曜日に開催(主催:原爆被害者協議会)
・内容:慰霊碑の清掃、被爆体験の聞き取り
・学び:「戦時中のことをしっかりと学び次世代へつなぐことが大切」、「原爆・放射能への偏見・差別についても学ぶ」、「地域は違えど、平和を願う気持ちは変わらない


2)長崎県の高校生「高校生平和大使・一万人署名活動」

(平和大使)
・全国各地から20名選出→スイスなど訪問
・発端:1998年のインド・パキスタン核実験→長崎より反対運動
・活動:スイスへの訪問(平和スピーチ・軍縮施設訪問・署名活動・折鶴)
(一万人署名活動)
・主な活動は3つ
 a)通常活動…毎週日曜日に市街地で活動
 b)プロジェクト(各代での大イベント)…Ex:被災地へのメッセージ、核保有国へ手紙
   c)海外交流…Ex:一万本鉛筆運動、アジア子ども基金、修学旅行生と交流など
(学びなど)
・「私たち=生の戦争体験を聞ける最後の世代」として取り組んでいる。
・インドの方「私は核推進派だった。しかし、広島を見学し、核はダメだと考え直した」→自分たちの活動で少しでも多くの方が「核反対」となってくれれば嬉しい。


3)新潟県平和運動センター「脱原発に向けた取り組み」

・労働組合の組織(16団体4万人からの出資)
・活動:市民発電(市民が出資→太陽光発電)など関連イベント
・学び:「3.11後、女性や若者の参加者が増えた新アイデアも登場(Ex:Tシャツ製作)」、「原発を考える=自分を見つめなおす→一人の自覚から社会が変わるかも」、「日本人は『空気(雰囲気)に左右される』『責任のたらいまわし(無責任論)』のきらいがあるので注意

3団体、それぞれの活動を知ることが出来ました。
同じ青年団、脱原発に取り組む同じ若者、そして高校生。
こうして様々な分野、社会人と高校生といった立場で活躍される方の活動は参考になります。
そして、それぞれ活動しながらも、共通の思いが根底にあることもわかりました。
小さなこと(身近なこと)でも続ければ大きな力になる」、「私たち若者世代が動くことが大切」ということです。
発表くださった3団体の皆様、ありがとうございました☆


(4)大交流会

参加者と会食♪
全国の仲間と交流することが大切!絆を深めたり、情報交換しあったりと有意義です♪
(極端な話、仲良くなれば戦争は起こさない!何かあったときの大きな力になる=それは仲間!)

▽豪華なお刺身♪滋賀の団員が、「九州のお魚は美味しい♪」と言ってくださったのが嬉しかったです♪
 
▽なないろベースTシャツを着て、なないろベースや豊後大野市をPR!
 嬉しいことに、鳥取&香川の美人団員が「そのシャツと一緒に写真撮りたいです」^^(笑)
 
なお、懇親会は夜遅く、二次会まで続きました
全国の仲間と出会えるめったにない機会ですからね!
滋賀や岐阜の大先輩団員より、青年団の大切さを学びましたm(__)m
(「家族でも友達でも同僚でもない、この人間関係が大切」「こうして現地で学ぶことが大切+自分の地元も大切にすることも大事」など)


【2日目】

午前中までのプログラムです。フィールドワークで戦跡を学びます。
今回は長崎県団の方がガイドくださいました。ありがとうございました☆
 

 

☆松山町防空壕

平和公園の工事中に発見された防空壕。爆心地のすぐ近くにあります。
こうした戦跡を後世のために保存する派と、過去を思い出したくないという保存反対派があることを知りました。

 

☆平和公園

前日に式典が開かれた場所。
今回、こちらでなないろベースの折り鶴を奉納しました。
祈りよ、届け☆

☆如己堂

隣人愛と恒久平和を訴え続けた永井隆博士。
白血病を患いながらも、この二畳一間の如己堂より訴え続けられたそうです。

☆浦上天主堂

浦上地区にはキリスト教信者が多くいたため、この天主堂が出来ました。
現在も戦争の爪痕を残した部分があり、貴重な戦跡でもあります。

☆原爆資料館

原爆の悲惨さを伝える資料等がございます。
また、紙芝居など、啓発活動も行われておりました。

この後は閉会式。
平和への誓いや、各自の感想を共有して終了。

 

【感想・学んだこと】

☆「世代越え 悲しみ憎しみ 運動も」

学んだことを俳句にする企画がございましたので、ここで一句♪(笑)
今回一番学んだことは、「原爆の被害は世代を越える=若者世代にもかかわる」こと。
原爆の悲しみや憎しみは、直接被爆世代だけじゃなく後世にも続いていくものだと。
よって、平和に関する運動・学習もずっとやっていかねばならないとも感じました。

☆「世代交流があって有意義だった」

被爆世代-若者世代-高校生と、一同に会して学習できたのが大きかったです!
今後は、小中学生世代とも交流があるとさらに有意義になりそうですね。

☆「折り鶴を届けられてよかった」

せっかく長崎の地へ行くにあたり、地元からの想いを形にしたいということで折り鶴を提案。
これを機に平和について興味を持つきっかけになればという思いもあり。
また、折り鶴製作を通じてなないろベースがさらに一つ結束一つに…という想いました。
今回の折り鶴企画、なないろベースにとって実は大きな意義ある活動だったと想います。
協力依頼や奉納時の不手際など反省もありましたが、ひとまず届けられて一安心。

 

☆「学んだことを地元へ還元・地元をもっと知ろう!」

毎回、参加した事業をブログにして紹介しています。
これは、自分だけ学ぶのではなく、僭越ながらもできればみなさんも一緒に学んでくだれば…という想いがあるためです。
せっかく有意義な学びある事業を、自分の中だけで完結させるのはもったいない!
特にこの被爆体験は、多くの方や次の世代に伝えることが大切だと今回改めて感じましたので。
長文乱文で恐れ入りますが、ブログにて紹介ということを実践の第1歩とします!
また、「案外地元のことを知らない」という参加者の声もあり。
一方、「鹿児島で特攻隊といえば、知覧だけじゃない!大隈半島にだってあったんだ!そのことを知ってほしい!」ということで、今年の九州青年祭in鹿児島は、大隈半島の特攻隊について学ぶという、実際に行動に移し始めている団体の存在も知りました。
以前読んだ本で、豊後大野にも戦跡がいくつかあるとのこと。地元を知ろう!大切にしよう!
▽九州青年祭in鹿児島のチラシ。11月22日~23日の1泊2日です!

☆「全国の仲間、地元の仲間とコミュニケーションを」

全国単位の事業では、多くの出会いがあり有意義です☆
何かあれば、「あの県にはあいつがいる!頼ってみよう!」と、何かの力になるでしょう。
同時に、地元の(身近な)仲間も大切にしなきゃなとも感じました。
今月後半に、なないろベース団内交流も予定!絆を深めましょう♪


…と、長々と失礼いたしましたm(__)m
主催者や関係者のみなさま、大変お世話になり、ありがとうございました☆
また参加者の皆様、お疲れ様でした&一緒に頑張ってまいりましょう!

みなさまも最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m
以上、青年団平和集会in長崎の模様でした!

 

 

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