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おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
今回は、本日、神楽会館で行われた定期公演の模様&出演2団体を紹介いたします!

毎月1回、市内清川町にある神楽会館で、神楽の定期公演が行われます!
市内外の神楽や郷土芸能が奉納されます!
※神楽会館ホームページはこちら

今回は、市内の朝地神楽(深山流)、三重神楽社(浅草流)の2団体の公演です!
実は、地元青年団:なないろベースメンバーも今回出演しております!
2団体4演目の模様を紹介いたします!
※団体や演目の紹介は、当日神楽会館で配布された資料を参考・引用しております。


<出演団体>

西宮神社三重神楽社

昭和42年、商工会青年部神楽部会として発足。
昭和49年、青年部から分離、三重町神楽研究会と改名。
昭和62年、西宮神社三重神楽社と改名。
浅草流で、三重町松尾神楽より教示されたそうです。
現在では、西宮神社の祭典や各種イベントに参加されているそうです。


深山流朝地神楽保存会

大野系神楽3流派のうち、深山流を継承。
(深山流は、朝地町はじめ、由布市庄内町や竹田市などへ伝播。)
昭和40年代、過疎化により朝地の各神楽座が一時的に途絶えたような状況に。
その中、農業後継者を中心とする団体が「青年神楽座」を立ち上げ、神楽保存活動が行われ、現在に至ります。

2つの神楽座とも、青年が郷土芸能を興したのですね!
文化活動も、青年(団)の重要な活動になりますね☆

 

<演目>

  1. 三重「天孫降臨」
  2. 朝地「天皇遣」
  3. 三重「武者」
  4. 朝地「地割」

(1)三重「天孫降臨(てんそんこうりん)」

神話に基づく演目です(本日の4演目はすべて神話に基づくようです)。
神様が人間の住む世界に降りてくるお話です。
ニニギノミコトという神様が、祖母:アマテラスノオオミカミの命令で、神々を連れ、
人間の住む世界(=葦原中津国)に降り立ちます。
出発の際、アマテラスはニニギノミコトに、勾玉・鏡・剣(=三種の神器)を渡しました。
日向の高千穂に降り立った一行は、途中、鼻が高く、背も高い天狗(=猿田彦)と出会い、彼に先導され、無事に目的地へたどり着いたといわれます。
お祭り行列の先頭に天狗が歩く光景を目にしたことがございませんか?(長崎くんちでもあります!)
天狗(先導役・同祖神)は、この天孫降臨の神話に由来しているのかもしれませんね!

▽アマワカヒコという神が、舞台を清めます!
 なお、舞手は三重神楽社最年少の30歳!若い世代へ継承されています!

▽この演目の主人公:ニニギノミコト(左)や姫、天狗の猿田彦(右)も登場。

▽さらに、三種の神器を具備した神々も登場。にぎやかな行列となっております!
 
たくさんの神々が登場し、にぎやかな演目ですね♪
多神教文化ならではでしょうか。


(2)朝地「天皇遣(てんこうけん)」

葦原中津国(人の住む世界)を治めていたのは、大国主神という神。
アマテラス(神の中の神!)は、葦原中津国を譲ってほしいと願います。
そのため、タケミカヅチノカミとフツヌシノカミという2柱の神々を、大国主神のもとへ遣わせ、交渉へ。
交渉を受けた大国主神は、子どもの事代主命と相談し、ついに葦原中津国をアマテラスへ譲るというお話です。

▽アマテラスの遣い2柱が、国譲りの交渉中!

▽そこへ、この国を治める大国主神が登場!

…あれっ、顔が緑色で、ひょうきんだ!?(笑)
このような道化師を、「チャル(チャリ)」と呼びます。
チャルとは、「足が速い者」という意味だとか!?(何語or何弁かは不明。。。

そのチャル、会場を練り歩きます!
ひょうきんな動き、観客とのやりとりがあり、人気の演目です!
▽ほら~、噂をしてたら近づいてきたよう…(苦笑)

※なお、国譲りは無事に進んだそうです(笑)


(3)三重「武者」

弓を持って勇壮に舞う演目です。
天岩戸が無事に開き、それを祝ったり、弓矢で邪気を払ったりの内容です。
(「天岩戸開き」神話は、各自でお調べ願いますm(__)m非常に有名な神話です!)

▽浅草流は、テンポが速いのがポイント!
 それゆえ、激しく見ごたえのある舞となります!


▽三重神楽社さんのすごいところは、みんな一度退場したかと思えば、もう一度舞台に戻り、気合の一舞!
 このように舞手が一度舞台から引っ込んで、そしてもう一度舞台でアンコール舞する場面も、神楽のおもしろさの一つです
 
▽舞手が頑張れば、お囃子も頑張ります!お囃子方でも、若手が頑張っていらっしゃいました☆
 
 

(4)朝地「地割」

(1)天孫降臨の一場面をピックアップした演目。
天狗:猿田彦と、神官が掛け問答します!
まあ、この問答が長くて!(笑)舞方様はよく暗記されておりました(笑)
また、猿田彦が杖をバチンと床を叩く(=地割?)場面も、見所の一つです!

▽神官「う~む・・・、怪しいやつだ。。。おい、そなたは何者じゃ??」
 猿田彦「私は猿田彦と申しまして、うんたらかんたら~…。」
 …という色んな問答が行われること、20分以上!
 お囃子なしの掛け問答メインという、大野系神楽では珍しい構成の演目です。

▽猿田彦は、気に入らないことがあるのか(??)、杖を床にバチンバチンと叩く場面もいくつかございました。

▽途中、猿田彦が神官に襲い掛かる場面も!?その度に、緑の衣装をまとった補佐神が止めに入ります。
最後の場面も、遅いかかりがありましたが、無事に仲裁。なんとか、天孫降臨は成功するようです。
 

…と、以上が今回の公演の模様でした☆
神楽初心者の方のために、少し詳しく紹介したつもりです。
いかんせん、固有名詞(神様の名前など)が難しいもので、伝わりづらい点も多々ございましょうが…(苦笑)
参考に去れば幸いです☆

豊後大野市は郷土芸能が盛んな地域です!
特に、本日のような神楽は大人気です!
各地のお祭りや各種のイベントには、たいてい神楽が奉納されますし♪
そもそも、豊後大野市は、大野系神楽という日本神話をもとにした演劇的な神楽の発祥地なのです!
大分県内各地や、熊本阿蘇地域にも伝播しています。
文化の発信地、創造の地、豊後大野…なんて、かっこいい響きがしませんか??♪(笑)

また、文化の面でも若い方が頑張っていらっしゃいましたね!
若い方がいらっしゃると、活気も一入という印象を受けました!
なお、本日舞台に登場したなないろベースメンバーも頑張っておりましたよ☆
なないろベースも、若い力で元気に頑張りましょう~!(笑)

清川町にある神楽会館では、本日のように毎月1回の定期公演が行われます☆
【次回予告】

  • 日時:4月27日(日)13:00~16:00(←もちろん、今年です!(笑))
  • 出演:上田原伝統芸能保存会(三重町/三輪流)、すずかけ神楽社(千歳町/浅草流)

※詳細は、神楽会館ホームページへ!


自然だけじゃない、文化・芸能も魅力いっぱい、豊後大野!
ぜひ、生の文化を感じに豊後大野までいらっしゃいませんか??

 

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