
おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
先ほどおおいた青年交流祭記事も更新いたしましたので、そちらもよろしくお願いいたしますm(__)m
先の記事でもございましたが、先日、大分県を大きな地震が襲いました。大丈夫でしたか?
防災教育、地震=地球の動きということも、実はジオパークに関係することです。
昨秋、豊後大野市が日本ジオパークに認定されました☆
なないろベースも、メンバーがシンポジウムに参加しブログ紹介するなど関わって参りました。
「ジオパークについて知ってほしい」「豊後大野に来てほしい」…ということで、今回からジオに関する新連載企画を始めます!
「ジオおおのがたり」
ジオ+(豊後)大野+物語の造語です!ジオパークやジオサイトについて、基本的なこと&一つずつ紹介いたします☆
※不定期更新につき、ご了承願います。。。(;^_^A
豊後大野に興味を持ってくださったり、実際にお越しくださったりにつながれば幸いです☆
さっそく、記念すべき第1回目をどうぞ
※ジオパークについては、過去の記事(ジオシンポジウム)をご覧ください。
9万年前の阿蘇火砕流(Aso-4)について
豊後大野を語る上で欠かせないのが、9万年前の阿蘇火砕流です!
阿蘇山は過去4回噴火。うち4回目、9万年前の噴火(「Aso-4」と呼ばれます)はとても大きく、今の豊後大野市域が火砕流(溶岩)で覆われました。
そのことが機で、今の豊後大野の自然や文化が作られました!
豊後大野市内や、観光パンフレットで、以下の光景をよく目にしませんか??
これらも阿蘇の火砕流によるものです!
阿蘇の火砕流はどのようなものだったのでしょうか?
(1)阿蘇と豊後大野
まずは、位置を確認しましょう!
九州の中央に位置する熊本県。北東部に位置する大分県。
阿蘇は、熊本県の北東部。豊後大野は、大分の南西部。直線距離で約46km、車で70~80分と、割と近い位置関係です。
(2)阿蘇の火山
阿蘇には、現在も活動している活火山がございます。
阿蘇五岳にある中岳です。観光で訪ねられた方も多いことでしょう。
現在も活動する地球の姿を感じられる場所です。(この地域は、阿蘇ジオパークです。豊後大野から最も近いジオパークです。)
阿蘇の火山は、過去に4度大きな噴火をしました。
うち、9万年前の噴火(Aso-4)はとっても大きいもの!
噴出量はなんと東京ドーム48万杯分という超巨大火砕流!富士山や桜島の約30~40倍とか!?
その火砕流(溶岩+ガス+各地の岩石etc...諸々含めたもの)は、東の豊後大野地域へ。
▽豊後大野の地形図(やっつけで作り、見づらく失礼いたします。。。)
要は、「南北には大きな山地。その間(中央部)には平野」地形です。
Aso-4は、このうち中央平野部にどばっ~と流れ込みました!豊後大野市域の2/3も火砕流で覆われました。
(3)今も残るAso-4の姿
現在、市内各地でAso-4の姿を見ることができます。冒頭で紹介した市内各地の写真もそうです。
▽滝(Aso-4が河川の浸食で削られできた地形)
▽滞迫峡(Aso-4の姿を大きくとどめている場所。険しい岩肌。後日、個別に紹介予定)
▽杓子岩(出合・轟橋そば。聳える岩肌もAso-4)
▽石橋(杓子岩のように大きな岩肌が聳える谷に橋を架けるという、生活密着型の先人の知恵。橋自体はAso-4の石を使っております!)
▽磨崖仏(人々は祈りをこめた。Aso-4は加工しやすく、彫りやすい。)
…と、豊後大野の自然・歴史・生活文化には、Aso-4が関係していることを実感していただけたでしょうか??
滝や杓子岩といった自然(=Aso-4の直接的産物)はもちろん、石橋・磨崖仏・食文化といった歴史文化(=間接的産物)もジオの対象です。
例えば、Aso-4で大きな谷ができたから石橋という文化が誕生した、自然に祈るために彫りやすいAso-4に磨崖仏を彫った、大野川のミネラルから栄養満点な農作物が育つ、ということです。
豊後大野は、ジオだらけなのです!(笑)
以上、1回目はおおいた豊後大野ジオパークのテーマ(根本)となった阿蘇火砕流について紹介しました。
2回目以降は、各ジオサイト紹介を行います。その中でも、今回の阿蘇火砕流(特にAso-4)は頻出・基本的事項です!
乞うご期待を♪
そして、よろしければぜひ豊後大野にお越しいただき、生のジオを感じていただければ幸いです☆
「ジオパーク」動画集→https://www.youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwDjq8TKCSNMwtBqz8Dq96FF

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