”待望の東九州自動車道を南に走る”2015.6.28(Sun)、大分県佐伯市&宮崎県日向市・高鍋町・木城町
おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
今回は、大分学研究会の魅力体験ツアー17。
前回の📝うみたまご&津久見ツアーに続き参加いたしました
今回のツアーコンセプトは東九州道。
この3月、県内部分は全線開通。これまで近くて遠かった宮崎県が、ぐっと近くなりました!
そこで、東九州道を通って、一路南進!
県南の佐伯市、そしてツアー初の県外:宮崎(日向市方面)へ
その模様をご紹介いたしますm(__)m
<行程>
- (1)@佐伯
1)佐伯城三の丸櫓門・佐伯市歴史資料館
2)鶴見漁港 - (2)@日向(大友氏に縁のある高城・耳川周辺)
▽【大分 宮崎】佐伯、日向|海の幸&歴史 in 大分学研究会魅力体験ツアー動画→https://youtu.be/iBQrRQPfB5g
(1)@佐伯
朝8:50、大分駅出発。
東九州道に乗り、佐伯へ。
バス車内で、佐伯の特徴について学習。
[佐伯や県内の海辺地域の特徴]
(1)県内の海辺地域=人口が多い傾向
→Ex:江戸期:佐伯藩の人口=5万人&2万石(※全国の人口=3,000万人&2,000万石)
⇒海辺は水運交易が盛んであり、経済も活発だった!?
(2)「佐伯の殿様 浦でもつ」
→江戸期、干鰯(ほしか:鰯を干して肥料にする)興産⇒近畿の綿花栽培で重宝。
(3)海辺の藩=住民の力が強い!
→佐伯藩でも、干鰯輸出規制令を出すも、利益や交易のため、住民は規制に従わず交易を続ける。
そうこうしているうちに佐伯に到着!
1)佐伯城三の丸櫓門・佐伯市歴史資料館
城下町、佐伯。歴史情緒残ります。佐伯城下町を散策・学習
☆佐伯市歴史資料館
今年5月1日に開館した新しい歴史資料館。会館2ヶ月で2,000人の入場者数。
佐伯の歴史を、古代~近現在(先哲)まで学べます!
▽観光協会や観光ガイドさんによるガイド付き
▽館長による挨拶やガイドもあり
[館の概要・特徴]
屋外&屋内展示に分かれています。
(屋外)
○毛利家御居間(当地を治めた毛利氏邸。料亭にも使用された。)
○防空壕(佐伯は戦時中、海軍基地も置かれた)
この他、江戸期に設置の三府御門あり(画像はなし。。。)
(屋内)
- 1.7万点の所蔵あり→うち公開は100点。
- 佐伯の古代…円墳の地域
- 佐伯文庫…佐伯藩8代高標(たかすえ)が蒐集。漢籍が主体で珍しい洋書もあり。全8万巻、うち2万巻は幕府へ献上されたほど!
- 佐伯の通り(区画)…江戸時代と変わらないとのこと。
▽館内では、貴重な佐伯の歴史文化財を閲覧できます!
館内見学後、観光ガイドとともに、歴史と文学の道散策
▽佐伯市観光案内図で佐伯市の概要を確認。
佐伯の海岸線総延長=270kmも!→多様な地形・海の生き物
▽佐伯城三の丸櫓門と本丸(画像右上部分)
かつては藩主も本丸まで登るも、後に麓の三の丸に御殿を築き、執政。
ちなみに、櫓門は、三の丸御殿と同時に建立。
櫓門があるのは、九州では、熊本城・佐賀城・平戸城・佐伯城の4城のみ。
なお、城山には、340種類もの植生あり。サンショウウオもいるとか。
Cf:2021年佐伯城山 散策・紹介動画→https://youtu.be/-q5SNbhsTl8
☆薬医門
立派な門の様式で、この薬医門がある家は、たいそう高い家柄だそうな。
☆矢野龍渓生家跡
矢野龍渓は、佐伯市出身で、明治期のマルチ人間(!?)
文学や政治学に精通。藩より頂いたこの土地を、小学校に寄附し、大変慕われたとか。
☆安井
御典医の今泉元南が採掘。井戸がある家も、たいそう高い家柄だったそうな。
☆山際史跡広場
城山麓の山際通りには、上級武士が暮らしておりました。
その武家屋敷跡です。
▽なお、この武家屋敷前にあるポスト実は九州最古で現役だとか!?
☆国木田独歩館
明治の文豪。明治26年、英語の教師として佐伯に赴任。
わずか1年ほどの滞在ながら、その後の自身の文学作品に影響を与えた土地だと評されます。
佐伯を舞台とした「春の鳥」などの作品がその例です。
☆城下町観光交流館
今年開館の観光客用の休憩施設。
旅館跡で、その立派な邸宅風景は必見!
ここで、城下町観光は終わり。資料館長&ガイドの皆様、ありがとうございましたm(__)m
2)鶴見漁港
次に、鶴見半島へ。
観光協会の方いわく、「東九州道だけでなく、ぜひ鶴見半島にも寄って頂きたい!”バイウェイ(=寄り道)”の考え方も今後大切☆」とのこと。
その鶴見半島で、素晴らしい!贅沢!な海の幸を頂きました
▽鶴見漁港
▽太鼓演奏で会場は大盛り上がり
なおこの太鼓集団、世界で活躍するあのTAO直伝だとか!!
▽佐伯市観光協会(誤っておりましたら申し訳ございません)の会長あいさつ
▽寿し寅で有名な大分学研究会員のあいさつ
このように、みなさまが大歓迎!うれしいですね
さらに、ここから、予想だにしていなかった、しんけんすごい!おもてなしに感激
▽The 海の幸!
「佐伯の殿様 浦でもつ」…佐伯の魚介類は鮮度がよく、身が引き締まり、とにかくおいしい!!
さらに・・・!
▽りゅうきゅう丼(マグロの漬け丼。佐伯の郷土料理)
▽ごまだしうどん
▽因備茶
…佐伯の美味いもの、勢ぞろい!!
九州一面積の広い佐伯市。海の幸から山の幸まで、とにかくおいしい!!
美味しい佐伯の海の幸を食べ放題、サザエや牡蠣を10個以上いただく…こんな贅沢、居間までにないよ
間違いなく、今年一番の贅沢な食事です (笑)
人生でもトップクラスの贅沢な食事でしょう
鶴見半島、やはり寄るべし!!
最後のお見送りから嬉しいお土産まで…鶴見漁港のみなさま、本当にありがとうございました
(2)@日向(大友氏に縁のある高城・耳川周辺)
さて、鶴見でたくさんの贅沢を頂き、一同これで一旦お開きのような雰囲気がございましたが(苦笑)、ここからがツアーのメインテーマその3!(笑)
冒頭の通り、東九州道開通→宮崎へ足伸ばし。大友氏(耳川の戦い)ゆかりの史跡めぐりです。
[耳川の戦い(高城川合戦)]
天正6(1578)年、九州制覇を狙う豊後の大友氏VS薩摩の島津氏の合戦@宮崎県木城町の高城川原。
契機は、大友氏の従兄弟である日向国伊東氏が、島津氏に敗れ豊後に逃れ大友氏を頼る→島津攻撃。
結果は大友氏が敗退。
☆高城川合戦場跡
現在は水田になっているこの地で、400年以上前に激戦が繰り広げられました。
▽大友氏に詳しい会員よりガイドあり
☆高城城跡
山田氏の居城。大友氏はこの高城を5万の軍で攻める→But,山田氏は僅かな兵力で大友氏を撃退。
後に、豊臣軍も撃破。まさに難攻不落の城です!
▽土濠が築き防衛!
▽岡の頂上に櫓(!?)の展望台あり。
▽見よ、この絶景!
眺めも良好ですし、この高台なら敵の様子も把握できる&攻めるのも大変でしょう。
▽敷地内には、合戦の慰霊観音も鎮座。
▽城内は、現在公園として整備。文化財保護・歴史教育・休暇健康空間として有効活用されていますね!
とある大友氏に詳しい会員が、「大分も大友氏関係の史跡などをもう少し整備・活用せんとなあ~」と、この公園を眺め感想。
☆宗麟原供養塔
国史跡。地元では、「かんかん原」と呼ばれているとか。高城城主の山田氏が、高城川合戦の戦没者供養のために建立。
毎年11月12日(合戦日)に供養が行われます。
▽立派な供養塔です。
▽杵築市山香町の団体が建立した慰霊碑もあり。
これにて、大友氏ゆかりの史跡めぐりは終了。
一路、大分へ。大分駅に19:30に到着。
<感想>
○佐伯で初めて知ることあり!
矢野龍渓、九州最古のポスト、新設の施設など、今回も新発見あり!
現地を訪ねて初めて知ることがありますね~♪
まだ知らない大分に、もっと会いたい☆
○鶴見漁港の美味いもの&みなさまのおもてなしに感謝
先日の通り、ここまで贅沢な経験をさせて頂けたことに感謝です
○「バイウェイ(寄り道)」の考えの重要性を知る
バイウェイという言葉を耳にしたことはあったものの、深く考えたことはこれまでなく…。
高速道路の開通で素通りやストロー現象の懸念に対し、大切な考え方だと学習。
バイウェイ実現のためには、その地域の魅力を発掘し、しっかりPRすることが、当然ながら大切であり、案外難しいことでもあると実感。
○大分県外にある大分にも注目しよう!
今回の宮崎のように、県外各地に大分ゆかりのものがございます。
各地でそうした大分に出会いたいですし、そのような扱いをされているかも気になりますね(笑)
○大分の歴史をもっと学習しなきゃと痛感・反省…
高城川合戦の学習では、あいにく説明についていけない部分もあり…。
特に、家臣の話となると、その傾向強し…。ウィークポイント。。。
歴史についてやや興味はあるものの、まだ知識で苦手部分があることを痛感。
大分の歴史関係をしっかり学び、より大分のことを楽しく学べるように、各種参考文献を読みます!
以上が今回のツアー内容です。関係者の皆様、ありがとうございました☆
大分学研究会、来月は例会(座学)。金融について学びます。
また、8月のツアーは詳細未定も、今度は東九州道を北進。中津で鱧を食すなどだそうです。
詳細は大分学研究会のHPにて。
7月からディステネーション・キャンペーンが行われる大分。
全国各地から大分が注目されますし、大分もみなさまをおもてなしいたします☆
この夏、ぜひ一度は大分へ来ちょくれな♪^^
おわり
☆「大分学✎」動画集→https://youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwAnOg6sAM1WMnLYfWzTj4Zm
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