“2世代分の月日を越え、想いはつながり、今舞わん”
2013.3.31(Sat)10:00-15:00、@大分県豊後
おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ本日2つめの記事です!
#1つ前の記事→「桜ロード豊後大野2013!」
この記事では、3月31日に豊後
なんと66年ぶりの奉納ということで、レポする側も気合が入ります!
よい記憶資料の一つとなれば幸いです。(笑)
(なるべく個人の趣味の範疇で終わらず、公益的な内容となるようがんばります!(笑))
「ひょうたん祭り」
…このお祭りをご存知の方、大分県内では多いことでしょう。
おおきなわらじとひょうたん、赤い装束を身にまとい、沿道の観客にお神酒を振舞う「ひょうたんさま」が練り歩くお祭りです。
▽2004年の画像
そのひょうたん祭りで有名な柴山八幡社で、66年ぶりの大祭が行われました。
神社には、33年に1度、神様が降りてくるといわれます。
そのお祭りが「還宮(かんぐう)」「遷宮(せんぐう)」といわれます。
今年は伊勢神宮で遷宮祭が行われるということで、ご存知の方も多いでしょう!
中には、33年の途中:15~16年に一度、「中還宮」という大祭を開く神社もございます。
cf:平成18年 千歳町新殿区平尾神社の中還宮(タカッチの個人ブログ記事)
柴山八幡社も33年前に大還宮を行う予定でした。
しかし、当時神社の改築かなにかで実施できなかったとか。
今回、66年の時を越え、盛大に大還宮を迎えました!
○10時 御発ち
鎮守の神が、人々の住む場所へと降りられます。
具体的には、獅子・神楽の先導のもと、神社本殿より神輿が降り立ちます。
▽獅子。神様が歩く道を清掃したり、鳥居に異常がないか確認したりする役割を担います。
▽鳥居にて。神社から還宮会場まで、各関所で獅子・神楽が奉納されます!
○13時半 大還宮(「天乃注連(てんのしめ)」)
千歳農村公園にてメインの大還宮が行われました!
▽竹を立てて、その周囲で神楽「天乃注連」という演目や獅子が奉納されます!
「天乃注連(天の〆)」は、もともと、
・天孫降臨したニニギノミコトが、降臨地に神殿を構える演目(竹を中心に縄を張る)
・ニニギノミコトが、神の世界(高天原:たかまがはら)へ上る演目(竹を立てる)
という内容だと認識しています。
ゆえに、こうして竹を立て、縄を張り巡らせているのでしょう。
この地が神聖な場所であること、竹を立てることで天地をつなぐということを意味している印象ですね!
さて、縄は13方向(関所)に張り巡らされています。
13関所で神楽・獅子舞が奉納されます!
▽獅子舞
▽神楽。各関所で縄をはずしていきます!
▽一通り周囲での奉納が終わると、中心部で猿田彦(天狗)が綱を切ります。
猿田彦は道の先導役・道祖神。彼が結界を破ります。
▽結界が開かれた後、中心部で神楽奉納。
竹のぼりは深山流のみ…と思いきや、浅草流でも!?
ただし、あいにく少ししか上れなかったようで。。。
・・・と、大還宮は以上でした。
この後はお帰り(神様が神社へ戻られる)が行われましたが、あいにく私はここでお暇いたしました。
さあ、66年ぶりの大祭。
何とか天気も持ちこたえました!
地元の関係者いわく、天気がなにより心配だったとか。
無事に行われました☆
また、33年~66年に1度ということで、価値の高い伝統行事ですね!
それゆえ、保存・伝承が鍵となります。
今回、多くのメディアも訪れており、これも保存・伝承の一助になれば幸いです。
(当然、一番重要なのは地元の方の力だと存じます)
以上、柴山八幡社大還宮の模様をお伝えしました☆
本日はもう1つ、神楽奉納情報を紹介予定です。乞うご期待を♪