今日は、
十月歌舞伎座の初日です。
昨日は本順通りの初日本番さながらのお稽古
自分なりには順調にいって今日の初日へ向けて
スタッフ諸々万全の体制が整った様な…
ただ三部の舞踊「源氏物語」の夕顔は
衣裳を昨日の稽古から変更して初日を演じます。
もしかしたら明日は又違うパターンかも?
コレは、
この源氏物語の舞踊が上演二度目で
今回は梅玉兄さん振付け演出の藤間勘十郎さんと相談しながら前回より発展させようと色々チャレンジしております。
夕顔の儚さを出すには衣裳の色目を変えたり
袴を履かない様にしたり羽織る物をどのタイミングで、一枚?二枚?
照明も凝ったものになっているので
衣裳も楽屋で見るのと舞台上でみるのでは
イメージが違ってみえたりします。
前に先代萩と言うお芝居で玉三郎兄さんとご一緒させて頂いた時も中日くらいまで羽織る物や帯の柄などの組み合わせを何回も変えて、
お兄さんから見た先代萩と僕の役、身体に合うものを探して下さった思い出もあります。
「歌舞伎って古典で皆んな一緒の衣裳では?」と思われる方も多々あると思いますが、
勿論ものによっては決まり物もありますが
演技にしても着物にしても演者によって
全く違うものもいっぱいあります。
是非、お時間ございましたら一回とは言わず
二回、三回と…
オススメは三階席からの御見物です、
歌舞伎座の三階席は見やすいですし
音響も(私達はマイクは使いませんが)よく
一等席だけでなく三等席もお楽しみ頂けたら幸いです。
さぁ今日藤間勘十郎さんが見て今日ので決まるか?はたまた明日は違うパターンの衣裳になるか?
コレは拝見しに来て下さっただけのお楽しみですね
ではでは…