我々歌舞伎役者が
所属する団体が大きくわけて二つあります。

日本俳優協会

そして『伝統歌舞伎保存会』

この保存会の会員は芸歴20年以上で
役員の方々等の審査があってから入会と言う
団体です。
詳しくはホームページをご覧下さい


僕も保存会の会員の一人ですが
この団体で過去の自分の活動と致しましては
夏の「小学生のための歌舞伎体験教室」で
子供達の指導にあたらせて頂いています。

現在は
「あげざらい」
と言う形で時蔵理事を筆頭に

コロナ禍でお芝居の回数が減る中
役者の技術・技能を維持する為に
いわゆるお弟子さん達をメインに「あげざらい」と言う形で稽古着ですが本番さながらの芝居をすると言う事をしております。

コロナの状況でなければ
舞台の上で開催しお客様にも見ていただけるのですが、今は稽古着でシールドやマスクをしながら
舞台の上でもソーシャルディスタンスを保ち
私も先日うちの弟子の黒子後見をしたのですが
小道具を演者である弟子に渡すのにも
ビニール手袋着用で九月の段階ではやっておりました。

昨日まで京都南座におきまして
『東西合同顔見世興行』歌舞伎が久しぶりに
関西で開催出来ました。
東京では八月から歌舞伎座で公演が再開するなか
保存会の「あげざらい」も並行してまいりましたがスタッフの移動等、感染症対策的に
関西での「あげざらい」開催が不可能でした
今回、松竹さん南座さんのご協力のお陰で
南座をお借りし関西のお弟子さん達
役者メインで「あげざらい」開催が可能になり
今日、お弟子さん達が昨日迄の荷物を
密にならない為に一部・二部と時間をわけて
搬出してくれています、それが終了すると
「あげざらい」を開催いたします。

さぁ
これから
劇場で諸々仕切りを頑張らせて頂きます。

「あげざらい」の様子は
又、伝統歌舞伎保存会のホームページで
観覧出来る様になりますので
皆さん楽しみにしていて下さい。

いざ
出劇

無事に開催出来ます様に
祈っていて下さいね。