いま


『熊谷陣屋』と言う
歌舞伎の世界でも有名な作品に
南座で出させて頂いています。


このお芝居には今回の主役の夫人役
「相模」以外の違う役では何度か出演した事があるのですが、
今回初役で演じさせて頂き
当たり前と言えば当たり前の話なのですが
このお芝居を違う角度からみて
改めてこの作品の素晴らしさ
相模と言う役のポジション・素晴らしさにふれ

歌舞伎界にとって
「南座の顔見世興行」と言う敷居の高い興行で
本来ならワンランクもツーランクも上の先輩がつとめる役にチャレンジさせて頂き

毎日、嬉しさ
有り難さを

特に感染症にかかり年内復帰が出来ないのでは?
と言う事が入院中には何度も頭を過ぎりましたので普通に舞台に立てる普通にご飯が頂ける
有り難みを噛み締めながら
毎日、父仁左衛門からのダメ出しを貰い
自分なりに奮闘しています。

いま
伯父が持病関係で休演しておりますが
復帰へ向けてリハビリも好調?
本人もやる気まんまんなので
一日も早くお医者様の許可が出て
二月の歌舞伎座以来の一緒を夢見ております。