私の妹、幸子が生まれた日です。


兎に角好奇心の強い人で小さい頃から
男まさりの女の子、兄妹三人の中では
一番父仁左衛門に似ていると思います。

そんなヤンチャな彼女が元々観劇するのが好きだった宝塚への挑戦を決めたのはまだ中学生と言う少女時代、宝塚へ挑戦される方は小さい時から
ピアノやバレー等のお稽古事を経験し受験数年前から本格的な宝塚向けのレッスンをするものだと理解していました。
正直、彼女が判断を下した時期では「遅く」
諸々の事も考え父は反対でした。

しかし父の教育方針は
『本人がやりたいものは何でも挑戦させる』
余談にはなりますがそのお陰で自分は高校生の頃ダイビングの免許もとらせてもらいましたし、
知人を頼ってですが一人で海外旅行もさせてもらいました。
当時下の妹京子もドラマへも挑戦しておりました
が、宝塚の受験に関しては珍しく反対しておりました。
僕なりに考えますには同じ演技の世界でましてや舞台と言う同じ環境に…複雑だったと思います、
でもたぶん、一番父が反対した理由は
可愛い年頃の愛娘を自分の手元から旅出させる
コレが一番だったと思います。

それを証明する事件が、彼女が中学に通いながらレッスンに明け暮れる日にありました。
レッスンへ行き帰ってくる時間になっても未だ帰宅していない、当時は携帯電話もありませんし…
さぁ幸子は何処へ行ったのか?
元々好奇心旺盛な子なので何処かへ寄道?
それにしても遅い…
その時偶然父が在宅中だったんですね

父の一言
『だから、僕は反対したんだ』

実はその日レッスンが無く布団に潜って寝ていたので誰も気付かず
本人がひょっこりリビングへ出て来て
事件解決と言うオチがありまして(泣)(笑)


父は兎に角家族思いの人間で、
前の実家で僕の車が車上荒らしに遭い偶然
その場を見てしまった僕はとっさに追いかけ
数百メートル走り容疑者を確保しました、
父も直ぐ後を追いかけて来て
その容疑者へ父の一発目(1回目)の発言が

『何しに来たー』

僕の頭の中では
「何しに来た、、、って泥棒でしょ」
と思いながら警ら中の警察官へ引き渡した事がありました。

だいぶ話はズレましたが、
彼女の苦労が実り合格、お陰様で宝塚へ入る事も
出来ました。

入ってからは帰省の機会があると
『お兄ちゃん来て』とか言われ
リフト(男役さんが娘役さんを持ち上げる行為)
のレッスンの相手をさせられました。
(女形の僕には出来ませんでした)

兎に角負けず嫌い、諦めない、我慢をする
この三拍子が父との共通点で
彼女は今も色々な事を頑張っています。

女優さん?元宝ジェンヌさんには
年齢はないのかな?
年齢を此処には書けませんが、、、
兄が言うのもおかしいですがどう見ても実年齢に見えないくらい綺麗ですよ
先日のYouTubeをみてくだされば実年齢を知っている方なら何となくそう思われる方も?
兄バカですみません

幸子こと『さっちゃん』
「🎵さっちゃんはね~🎶」と言う歌がありました歌詞の中ではバナナが半分しか食べられないとありましたがウチのさっちゃんはちぃさい頃から僕の分も食べておりました。

兎に角お陰様で無事に誕生日をむかえ
神様に感謝の5/24です。



宝塚恒例の「すみれ売り」の時の写真です

撮影者は宮田達夫さん





追伸…うちは立役と女形が逆さまな兄妹
いつか一緒に皆様の前で何かしたいなぁと考えておりますその時は皆さんよろしくお願いします。