ネットニュースの記事で、

コロナウィルスに侵され人工呼吸器が必要な神父さん72才が、
『私より若い人に機械を使って…』
と仰りその神父さんは他界された。

とのニュース

これを見て直ぐに頭に浮かんだ事があります。
私の通っていた学校はプロテスタント 
キリスト教の教えの学校で
礼拝の時間、当時の初等部長「伊藤朗」さんと言うカリスマ的教育者でもあり神父さんでもありました彼の礼拝の時の言葉です。
元々熱い語りで長い尺の話をなさる方で
素敵なお説教も沢山あるのですがこの回の話だけは特に約45年たっても忘れられずお話の内容の場面は今だに目に浮かびます。


『私の友人の神父が青函連絡船の事故で他界しました』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%9E%E7%88%BA%E4%B8%B8%E4%BA%8B%E6%95%85
(勝手にWikipediaさんを使わせて頂きました)

中略『…私の親友の最後を知る機会がありましたそれは生存者の中の母子の方からの証言で、
母子の方が船の沈没寸前救命胴衣が無く親子で困っていたら近くにいらした神父さんが御自身で身に付けていた救命胴衣を脱ぎ私に着せてくれました。そのお陰で私と子供は助かりました…』

この話をした伊藤朗先生は
大きなハッキリした声で 

『あなた方はそんな大人・人間になれますか‼️』

仰っていた口語、内容は微妙に違うかもしれませんが私の心には今でもそう残っております。

イタリアの亡くなられた
ジュゼッペ・ベラルデッリ神父様の勇気と愛に感謝し御冥福をお祈りしたいと思います。